やおぶろ vol.2

スキー大好き、やおりのブログ。

カナダ旅記-90

2008-01-24 | Canada 2007
2月23日/パノラマ。



かずお&あいこ。ランチを終えて



整地、コブ、整地、ツリー。…… ツリー、ツリー、ツリー、ツリー。

食後の運動は↑こんな感じ。昼に食べたものがすっかり消費されたで
あろう、運動量豊富な昼下がりとなった。

口火を切ったのはもちろんカオルくんだ。


「ひゃっほ~~~~う!」


何を思ったか、カオルくんはいきなり叫ぶと、そこは違うよねぇ?
というような激狭ツリーへ飛び込んでいったんだ。



午前中にもツリーには入った。でもそれは、ちょうどブラッコムの
計画的なツリーコースみたいに木と木の間隔がほどよく開いていて、
きちんと滑走を楽しめるタイプのツリー。

午後のツリーは、木と木の間隔が全然なくて、常識あるスキーヤーは
まず進入しない、そもそもそんなところを滑る理由がわかりかねます、
というタイプのツリー。



つまり「林間」じゃなくて、
ただの「林」ね。
もっと言えば「密林」ね。


午後の乱(Run)


最初はカオルくんとやん様と…って、何人かがトライするだけで、
残るみんなはそんな彼らのことを「わんぱくだなぁ……」なんて、
オトナ目線で見送っていたんだけど、
林の中からカオルくんが「きゃっほう! やっほう!」とはしゃぐ
声が響いてきて、しかも全然出てこないもんだから、

「あれ? まさかこのツリーの中って、見た目より面白いの?」

みたいな好奇心が、みんなをくすぐり始めちゃったんだ。
コースからはかなりの密林にしか見えないけれど、もしかして、少し
行くと開けていて、フレッシュパウダーにありつけたりして?
だからカオルくん、あんなに「きゃっきゃ」言ってるんじゃない?

小さな期待を胸に、一人、また一人と、激狭ツリーへ滑り込む我ら。



激狭ツリーに(うっかり)進入



だけどやっぱり狭かった。

人が一人すり抜けるのがやっと……というだけの隙間があれば、まだ
ラッキー。
右に気をつければ左の木に肩をぶつけ、前方に気をつけて板を回せば
後方の幹にテールをぶつける。
腰を落として枝をかわそうにもリュックが引っ掛かって前に進めず、
どこをどう滑っても、そこらじゅうから伸びる小枝が行く手を阻む。

申し訳ないがこれはもう、小枝を折って前進するしかない。
そんなつもり全然なかったのに森林破壊。

うぐ~~~。
謀ったな、カオル。


オタオタしながら進む


小枝を折って前進する




パチ、パチ、パチパチ、パチパチパチ、パチ、パチ。



我らの滑るいたるところから、小枝の折れる音がする。
そのパチパチという乾いた音が、
焚き火のときに小枝がはぜる音のように聞こえる。
というわけで、カオル企画的にはこの滑走を



「焚き火ツリー」



と命名する。今後、世界のどこで滑っても、枝を折らなきゃ前めない
ような激狭ツリーは同様に呼ばれることになるだろう。


もんちなんか、
パチパチ、「いてて」
パチパチパチ、「いててて」って、
見ると、ニットの帽子に折れた小枝が2本差さっていて、その姿は
まるで、

鉢巻きにロウソク2本、「八ツ墓村のたたりじゃ~」みたいだっだ。





もんち@激狭ツリー(イラストはイメージです)


「あたしら一体何やってるんだろうね」
「バカだよね。わざわざこんな狭いところ滑って」
「おかしいね(笑)」
「うん。こんなことやってる自分がおかしい(笑)」

以上、↑ネジの緩んだ林間トーク(抜粋)




焚き火終了。オンコースへ戻る



パチパチパチ、焚きたいだけの焚き火を焚いて、どうにかこうにか
ツリー脱出。
最後の脱出者となったパパちゃんはもう疲労困憊で、声も出ないほど
だったけど、その額からダラダラと流れ落ちる滝のような汗が、この
“食後の運動”の消費カロリーの高さを饒舌に語っていた。




コラボ旅記 カオルブログ『孤高のハダカの王様』
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2 コメント

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Unknown (パパちゃん)
2008-01-24 17:55:53
最終解脱、じゃない、脱出者になったのは、

実は、

nature call のせいだったことをここに告白いたします。皆様、お待たせして申し訳ありませんでした。
返信する
やっぱり。 (やおり)
2008-01-25 16:09:24
確かそんな告白を、こっそり聞いた気がしていました。
call してなお、あの滝の汗とは…(笑)
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