2月24日/旅立ちの朝。
ツェルマット行きが提案された『カオル企画 第6弾』をやんわりと
却下し、車内の寒さに耐えつつ眠る。
目覚めるとそこはカルガリー空港。
タカノさん、ブイブイ走ってくれちゃってありがとうございました♪
パーキングにて連携よく荷物を降ろし、早速チェックイン。詳しくは
分からないが、これまでとはチェックインシステムが変わったんだな。
一人ひとり、自動チェックイン機を操作し搭乗券を発券するようだ。
時間もかかるし、ちょっと面倒なシステムだが、タカノさんにお手伝い
していただいて無事に発券。
続いて荷物を預け、身軽になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/d4/e69f616f2608f43525d43ec6b70457f3.jpg)
荷物預けの図
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/07/cd30d1617a4a4423da89d4706f776ee4.jpg)
「帰りたくないよ~」の図
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/73/f294c1dd167d67e10c7a5d678253e6db.jpg)
「もっと滑っていたいよ~」の図
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/a5/e16b62e070c9163fe776f54051b8320d.jpg)
チェックイン担当のおじさん
その髪型、グループサウンズ全盛期の潮風が薫るようです
ファーニー(04年 カオル企画 第2弾)の最終日には、荷物預け後に
この空港館内のファストフード「ティム・ホートン」で、慌ただしい
なりにも朝食をとる時間があった(この時の朝食もまた思い出深い。
詳しくは → コチラ)けれど、今回は思いのほか時間がない。たぶん
荷物預け終わるのに結構な時間がかかっちゃったんだな。
小腹の減っている人もいるが、時間的には飲食店を探して回るよりも、
搭乗ゲート付近の売店で何か買ったほうがよいでしょうということで、
カオルくんの先導で、一同出発ゲートへ。
あぁ、寄りたかったなティム・ホートン(笑)
あぁそれよりも、もう出発ゲートまで来てしまった。
なんだか最後は結局 慌ただしい感じで、気付けばお別れの時だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/46/b54d8162a0f2c083516303a9df629ce5.jpg)
一同ずらりと並び、カオルくんと最後のあいさつを交わす。
笑いの絶えなかったこの旅も、いざ「さよなら」となると、
やっぱり少ししんみりするね。
「今回もどうもありがとう」
「本当に楽しい旅でした」
「最高の1週間でした」
みんなそれぞれの思いをカオルくんに寄せる。
カオルくんも「ありがとう」「また一緒に滑ろう」を繰り返す。
そして、
いよいよ最後の握手。
ぎゅ。
いつものカオル企画なら、
「ぎゅ」って、固い握手ができるだけで十分なんだけど、
今回は思わず、
「ぎゅ~っ」とハグ。
カオル「お疲れさまでした。今回もいろいろありがとね」
やおり「こちらこそありがと。あたし、来れてよかった」
今回、あたしは旅の直前に病気にかかって、それを治す前にカナダへ
飛んできて、ウィスラーから数えて2週間もぶち抜きで滑り続けると
いう無茶をしてしまった経緯がある。
お医者から渡航の許可は出ていたし、命にかかわる大病じゃないし、
人にうつるような病気でもないけれど、この旅を終えて帰国したら、
たちまち手術を受けることになっているのが現実だ。
だけど今回のカナダは、何としても来たかった。
夏頃からずっと、やん様やカオルくんと“先乗り”の計画をワクワク
しながら話し合い、もんち や はるさんも計画に加わって、先乗りの
ウィスラーも、そこからなだれ込むカオル企画も、これはもう楽しく
ならないわけがない! そう確信できる2週間だったからね。
もちろんこの旅に臨むにあたっては、カオルくんとも、事前に何通も
メールを交わして状況を伝え、参加を受け入れてもらったわけだけど、
こんな病人が自分のツアーにいて、もし旅行中に容態が急変したら…
と、カオルくんには少なからぬ心労をかけたことと思う。
そのことを考えると、どうしても心からのお礼を伝えたかった。
なのにどうしてなんだろうね。いざ、その場面になると、通り一遍の
言葉しか出てきやしない……。
やおり「本当にどうもありがとう。また遊んでよね」
そう言うと、
カオルくんは、あたしの肩をポンポンとたたいて返した。
カオル「うん! また一緒に滑ろう」
みんなも次々にカオルくんと握手を、言葉を、ハグを交わす。
あいちゃんが涙で声を詰まらせている。
くみどんが目を真っ赤にして泣いている。
悲しいわけじゃないんだよね。こんな楽しい毎日を過ごしたんだから、
悲しいはずがない。ただどうしても、別れが寂しいだけなんだ。
涙の人も、笑顔の人も、いよいよ本当にさよならの時。
セキュリティゲートを抜けて、振り返り、ゲートの向こう側、人影を
かわしながら見送ってくれているカオルくんに手を振る。
またね。
また一緒に滑ろうね。
《おしまい》
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/26/f0a3c4434269f45839e5a433f38c3e25.jpg)
コラボ旅記 カオルブログ『孤高のハダカの王様』
「その時ガイドは……!?」連載はすでに終了しています。
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ツェルマット行きが提案された『カオル企画 第6弾』をやんわりと
却下し、車内の寒さに耐えつつ眠る。
目覚めるとそこはカルガリー空港。
タカノさん、ブイブイ走ってくれちゃってありがとうございました♪
パーキングにて連携よく荷物を降ろし、早速チェックイン。詳しくは
分からないが、これまでとはチェックインシステムが変わったんだな。
一人ひとり、自動チェックイン機を操作し搭乗券を発券するようだ。
時間もかかるし、ちょっと面倒なシステムだが、タカノさんにお手伝い
していただいて無事に発券。
続いて荷物を預け、身軽になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/d4/e69f616f2608f43525d43ec6b70457f3.jpg)
荷物預けの図
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/07/cd30d1617a4a4423da89d4706f776ee4.jpg)
「帰りたくないよ~」の図
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/73/f294c1dd167d67e10c7a5d678253e6db.jpg)
「もっと滑っていたいよ~」の図
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/a5/e16b62e070c9163fe776f54051b8320d.jpg)
チェックイン担当のおじさん
その髪型、グループサウンズ全盛期の潮風が薫るようです
ファーニー(04年 カオル企画 第2弾)の最終日には、荷物預け後に
この空港館内のファストフード「ティム・ホートン」で、慌ただしい
なりにも朝食をとる時間があった(この時の朝食もまた思い出深い。
詳しくは → コチラ)けれど、今回は思いのほか時間がない。たぶん
荷物預け終わるのに結構な時間がかかっちゃったんだな。
小腹の減っている人もいるが、時間的には飲食店を探して回るよりも、
搭乗ゲート付近の売店で何か買ったほうがよいでしょうということで、
カオルくんの先導で、一同出発ゲートへ。
あぁ、寄りたかったなティム・ホートン(笑)
あぁそれよりも、もう出発ゲートまで来てしまった。
なんだか最後は結局 慌ただしい感じで、気付けばお別れの時だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/46/b54d8162a0f2c083516303a9df629ce5.jpg)
一同ずらりと並び、カオルくんと最後のあいさつを交わす。
笑いの絶えなかったこの旅も、いざ「さよなら」となると、
やっぱり少ししんみりするね。
「今回もどうもありがとう」
「本当に楽しい旅でした」
「最高の1週間でした」
みんなそれぞれの思いをカオルくんに寄せる。
カオルくんも「ありがとう」「また一緒に滑ろう」を繰り返す。
そして、
いよいよ最後の握手。
ぎゅ。
いつものカオル企画なら、
「ぎゅ」って、固い握手ができるだけで十分なんだけど、
今回は思わず、
「ぎゅ~っ」とハグ。
カオル「お疲れさまでした。今回もいろいろありがとね」
やおり「こちらこそありがと。あたし、来れてよかった」
今回、あたしは旅の直前に病気にかかって、それを治す前にカナダへ
飛んできて、ウィスラーから数えて2週間もぶち抜きで滑り続けると
いう無茶をしてしまった経緯がある。
お医者から渡航の許可は出ていたし、命にかかわる大病じゃないし、
人にうつるような病気でもないけれど、この旅を終えて帰国したら、
たちまち手術を受けることになっているのが現実だ。
だけど今回のカナダは、何としても来たかった。
夏頃からずっと、やん様やカオルくんと“先乗り”の計画をワクワク
しながら話し合い、もんち や はるさんも計画に加わって、先乗りの
ウィスラーも、そこからなだれ込むカオル企画も、これはもう楽しく
ならないわけがない! そう確信できる2週間だったからね。
もちろんこの旅に臨むにあたっては、カオルくんとも、事前に何通も
メールを交わして状況を伝え、参加を受け入れてもらったわけだけど、
こんな病人が自分のツアーにいて、もし旅行中に容態が急変したら…
と、カオルくんには少なからぬ心労をかけたことと思う。
そのことを考えると、どうしても心からのお礼を伝えたかった。
なのにどうしてなんだろうね。いざ、その場面になると、通り一遍の
言葉しか出てきやしない……。
やおり「本当にどうもありがとう。また遊んでよね」
そう言うと、
カオルくんは、あたしの肩をポンポンとたたいて返した。
カオル「うん! また一緒に滑ろう」
みんなも次々にカオルくんと握手を、言葉を、ハグを交わす。
あいちゃんが涙で声を詰まらせている。
くみどんが目を真っ赤にして泣いている。
悲しいわけじゃないんだよね。こんな楽しい毎日を過ごしたんだから、
悲しいはずがない。ただどうしても、別れが寂しいだけなんだ。
涙の人も、笑顔の人も、いよいよ本当にさよならの時。
セキュリティゲートを抜けて、振り返り、ゲートの向こう側、人影を
かわしながら見送ってくれているカオルくんに手を振る。
またね。
また一緒に滑ろうね。
《おしまい》
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/26/f0a3c4434269f45839e5a433f38c3e25.jpg)
コラボ旅記 カオルブログ『孤高のハダカの王様』
「その時ガイドは……!?」連載はすでに終了しています。
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それだけ楽しい日々だったのよね~。
あの日々がよみがえるなぁ。
眼がうるうるするわ。
明後日は新たな旅立ち!!!
次の旅記を楽しみにしてます~。
てか、行きて~よぉ。
カオル君によろしく~。
いや~本当に長かった。
こんな長丁場にお付き合いいただき、ありがとうございました。
そうなんです、やっと書き上げて、もう明後日には旅立ち。
次の旅記……ちょっと断筆したいような気もしますが(笑)
カルガリーでは私も涙が出てたんだけど、ばれてなかったみたいでよかった、よかった。
ここ数日は、去年の旅記を書きつつ次の旅の荷造りをするという、よくわからないことになっておりました。
カルガリーで涙、そうでしたか…。気付きませんでした。
もっとじっくりみんなを見渡しておくべきだったなぁ。
ともあれ、長きにわたりご愛読いただき、
ありがとうございました。