山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

「坂折棚田石積み塾」参加者募集 11/25・26 12/2・3

2006-11-02 | 山里
かねてからあたためていた企画です。昨年もっと規模の大きいのが福岡県で行われ、同じことを考えている人がいるのだと勇気付けられました。
ついに実現、で感慨深いものがあります。

坂折棚田の人たちは、石垣とは言いません。石垣とはお城とか、大きいのをさすそうです。田んぼのは石積みといいます。


田んぼをもっていなくても、田んぼを守りたい人がいます。
おいしいお米をつくることに協力したい人がいます。
美しい景観がなくなることに、何とかしたいと思っている人がいます。
都市にいて棚田保全にかかわりたい人がいたら、ぜひ協力してほしいのです。

今回は講座で、わずか4日間なので、覚えるだけで精一杯でしょうが、何度もこの塾を行い、いずれは石積みボランティアとして棚田の戦力になれるといいと思います。

ただ一つ心苦しいことは、私自身が腰が悪いので大きな石は持てないことです。
でも、そんな人でも活動に参加できるよう、「石積み応援団」の募集もします。
私は下働きと旗振りと記録係で皆様にご奉仕させていただきます。

もう一つ、今回、棚田の広場の横の古民家を、棚田保存会で手を入れて、合宿や休憩に使えるようにしてくれました。縁側の戸を開けると棚田を眼下に見下ろす、準和風の農家です。
夜はここで鍋でもしながら、地元の人とお話しします。

昼間は、石積みができない人のためにに、棚田料理講座も行います。
定員は限られていますが、応募を待っています。

詳細はホームページから。
山里文化研究所 http://www.yamazato4.com/


●募集対象
棚田保全や山里暮らしに興味のある方。受講後も棚田石積みボランティアなどで坂折棚田にかかわれる方を歓迎します。
-石積み衆:石積みを習いたい人、石積みのボランティアをしたい人(25人募集)
-石積み応援団:石積みはしないけれど棚田を応援したい人(炊事、記録ボランティア等)(10人募集)

●参加費 1回(1泊2日)8000円

《棚田料理講座》石積み応援団対象:石積み実習と並行して行います。
    講師は地元の奥さんたち。
  1.芋ごね(里芋とお米を餅状にして焼くこの地方の伝統の食べ物)
  2.棚田汁(根菜中心の肉を使わない地味噌の汁)
  3.漬物談義(いろいろな漬物の作り方をお茶を飲みながらおしゃべり)