タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

山田方谷記念館

2023年08月01日 | 徒然なるままに

数日前のブログで、ボクが山田方谷(やまだほうこく)という備中松山藩の藩政改革を行った歴史上の人物について、いろいろ本を読んで調べていることを記事にしました。

 

山田方谷(やまだほうこく) - タケ・タケ・エヴリバディ!

ここ数日、山田方谷(やまだほうこく)という歴史上の人物について調べています。図書館からも数冊の本を借りてきました(ちょっと内容がボクには難しいのもありました)。...

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もう既に多くの方はお気づきになっていると思いますが、ボクが山田方谷について調べようと思ったのは、岡山で学生時代の仲間と再会することが決まったからなんです。もちろん「郷土長岡の偉人・河井継之助が学んだという山田方谷ってどんな人なのか?」というボクの長年にわたる疑問を、今回の岡山行きで実際に確かめて来ようと思ったのです。

まずは岡山までの往路5時間の新幹線の中で、図書館から借りたこの本を読破し(ビールを我慢!)、山田方谷に関する基礎知識を頭の中にインプットしました。実践派コンサルタント・皆木和義氏の著書「藩の借金200億円を返済し、200億円を貯金した男、山田方谷(柏書房)」です。

岡山で学生時代の仲間たちと楽しい夜を過ごし、翌朝9時に現地解散となった後にボクが向かったのは、岡山駅から特急列車で30分の距離にある備中高梁駅です。まずは駅前に出て目に飛び込んできたのはこの光景です。

駅を出たらいきなり「山田方谷先生の説明板」です。あら、説明板の向こうに銅像が建っているじゃありませんか。

なんかもう「町を挙げて山田方谷」って感じでした。ちなみに山田方谷の銅像前にある「至誠惻怛(しせいそくだつ)」という言葉は、山田方谷の教えの代表的なものであり、「誠意を尽くし人を思いやる心」という意味です。このJR備中高梁駅から徒歩10分ほどの所に、目的地である「山田方谷記念館」がありました。

旧図書館を改築してオープンされたこの記念館、わずかワンフロアながらボクが山田方谷を学ぶための基礎資料は十分揃っていました。2時間たっぷり見学をさせてもらいましたよ。

はい、館内はこんな感じ。写真撮影もOKでした。なかなか興味深い展示内容も多く、予め本を読んで予習をしていったボクは「あぁ…これがあの内容と繋がるのね?」って確認しながら見学することができました。

展示の中には「河井継之助の来訪」を特集したコーナーもあって、「おぉ!故郷・長岡の偉人・河井継之助もこの地を訪れたのだな!」と再確認し、感激しました。継之助がこの地で山田方谷の薫陶を受けたのは、わずか数か月間のことらしかったですけどね。それでも継之助にとって、生き方の指針が定まった濃密な時間だったのでしょう。

館長さん(山田さん)は山田方谷から数えて5代目の子孫の方で、ボクが「新潟の長岡から来ました」と自己紹介すると、「おぉ!長岡藩から河井継之助のように来てくださいましたか!」と歓迎してくださいました。館長さんや受付のお姉さんともいろいろお話しさせていただいて(なんたって2時間で来訪者はボクともう1人だけで、その方は10分で退館)、とてもいい時間を過ごすことができました。

それらの話の中でボクが特に感激したのは、「先日、長岡市の小学生が見学に来たんですよ」という受付のお姉さんの話でした。なんでも河井継之助について調べていた長岡市内の小学生がその過程で山田方谷に興味をもち、「夏休みの自由研究としてまとめるため」に、来館したというのです。

う~ん!天晴れ!長岡市の小学生!長岡市の教育!ボクが18歳でその存在を知りながらも、47年かかって辿り着いた「河井継之助」つながりの「山田方谷」、そしてこの備中松山藩の地に、わずか12歳(たぶん6年生でしょうね?)でやってくるとは!すごいなぁ!たぶん一緒に来たであろう親御さんもたいしたものだな!って感動しましたよ。機会があれば(ないけど)長岡市長に伝えたいです!

高梁市の子どもたちは「ふるさと学習」ということで、小学校ではこの記念館を訪れたりして山田方谷について学び、中学生になると全員にマンガ版の「山田方谷物語」を市からプレゼントされるのだそうです。ボクも1冊(1000円)購入してきました。

さらに、こんな楽しそうな「方谷リーフレット」も3種を購入(1冊100円)。山田方谷の教えがわかりやすく図解されていて、難しい専門書よりもボクにはぴったり。岡山旅行のいい思い出にもなりました。

13時過ぎに備中高梁駅から特急「やくも」で岡山に戻り、岡山駅でお土産を買って14時40分の新幹線に無事乗車。新幹線を乗り継いで長岡に帰ってきたのは19時45分頃でした。2日間の岡山への旅は、とても楽しく充実したものとなりました。今回は1人旅だったので、女房に岡山の地ビールなどお土産を多めに(笑)買って帰りました。

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2 コメント

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感動的!! (りゅーと)
2023-08-02 00:58:00
 「新潟の長岡から来ました」と自己紹介すると、「おぉ!長岡藩から河井継之助のように来てくださいましたか!」と歓迎…、「夏休みの自由研究としてまとめるため」に長岡市の小学生が来館、凄い!!。ホント感動的ですね~。

 今回は1人旅だったので、女房に岡山の地ビールなどお土産を多めに(笑)買って帰りました…と言うのも良いですね~。自分の場合はカミサンと娘には名物お菓子が多いですね。

 広島遠征の際は絶対山田方谷記念館に寄らなきゃならないですね~。ちゃんと勉強しておかなきゃ。
 ホント参考になりました。これからもよろしくお願いします。
 
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長岡の小学生 (八百政)
2023-08-03 06:26:16
>りゅーとさん
長岡市の小学生が「夏休みの自由研究」のために来館しました…っていう話を聞いたときには、ホントにビックリして感激しました。
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