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奥秩父や奥多摩周辺の山と花の風景を楽しんでいるデジカメ日記です

夏の花、レンゲショウマが咲く三ツ峠山へ

2014年08月17日 | さんぽ


2014年8月17日(日) 曇り

三ツ峠峠登山口→木無山→開運山→御巣鷹山→大幡山→清八山→八丁山→御坂峠→天下茶屋→三ツ峠峠登山口

今日で2回目の夏休みも終わってしまう。山へ行きたくなるような天気ではなかったが、この時季になると決まってレンゲショウマが見たくなる。いつもなら、このお盆休みは車の渋滞を避けて、奥多摩の御岳山になっていた。天気も夏だというのにまったく夏らしくない。西日本や北陸、東海では連日豪雨に見舞われている。北アルプスの槍ヶ岳でも沢の急な増水で登山者が流されてしまった。何しろ、ここ数日間の山の天気は荒れまくっている感じだ。そして、先日、北海道から帰って来て、久しぶりに富士山を眺めた。それは通勤電車の車窓からで、たまたま、その時はお天気が良かった。そんな思いから、夏の富士山が眺めたいと思い、レンゲショウマと兼ねて行ってみることにした。山は行ってみなければ判らない。たとえ雲が多くても花がたくさん咲いているであろう三ツ峠。帰りは中央道の小仏トンネルの渋滞もあるのでそれほどゆっくりもしていられないが、昨日の大雨が止んだ後の青空を期待して出掛ける。


<ワレモコウ>
河口湖から御坂トンネル入口を右折して天下茶屋方面へ入る。そして、約5kmほど走れば三ツ峠登山口に到着だ。林道脇に停めたが車はかなりあった。山荘へでも泊まった方達の車なのだろうか。車が多い割には誰もいない。2週間ぶりに歩くが、いささか体が重く感じる。ここから登ると三ツ峠へは林道歩きだが最短でお花畑に出られる。小屋の車が行き来するので登山道らしくはない。しかし、勾配は急で、雪がなくてもタイヤチェーンを装着して小屋の車は走行しているあんばいだ。


<アザミ>
山荘までの林道脇にもレンゲショウマやカイフウロ、それにシモツケなども見られたが、木無山周辺で花目的に散策した。宿泊者なのだろうか、おじさん、おばさんグループも手ぶらで散歩中である。残念ながら富士山は見られない。雲が多く、時たま雲が切れた合間から一瞬、眺められるだけだった。その雲の流れは早く、まるで台風のように思える空模様だ。風が吹けば花も左右に揺れ動き、カメラを向けても難儀する。


<キンミズヒキ>


<カイフウロ>


<テンニンソウ>


<オカトラノオ>


<コオニユリ>




<シモツケ>


<ソバナ>



<三ツ峠(開運山)>
ここでは林道で追い越したご夫婦に再び出会う。この方達は富士山を撮るのが趣味らしい。三脚を担ぎ上げ、ここでそのシャッターチャンスを待っているようだ。赤く焼けた富士山、雲海に浮かぶ富士山、いろいろと撮りためた写真を見せてくれた。しかし、今日はダメだろうと言っていたが、まったくこの場を動く気配はない。一瞬のチャンスを狙っているのだろう。何もせず、ただじ~っと待つ。到底、そんな事は私に耐えられない。すぐさま諦め、先へ進む。


<レンゲショウマ>
出てきました、レンゲショウマ。本日の目的は富士山とレンゲショウマ。この荒れた天気ではいさぎよく富士山は諦めて、この花を愛でながら清八山を目指す。花の姿は小さな提灯がぶら下がたように見え、とりわけお祭り気分を感じる。辺りはこの花で埋め尽くされ、誰もいない静かなレンゲショウマの花まつりといったところだろうか。



<ヤマオダマキ>


<マルバタケブギ>


<レンゲショウマ>





<レンゲショウマ>




<清八山>
ここの尾根の半分ぐらいはレンゲショウマが咲いていた。まだまだ楽しめそうな花盛りだった。清八山のこの松の先にはドカーンと富士山が迫ってくるはずだが、ここで昼飯にする。時間はまだ10時ちょっと過ぎだが、朝が早かったのでお腹も丁度いい具合だ。コンビニおにぎり、赤飯と梅おにぎりを食べてささと腰を上げる。天気が良ければ本社ケ丸へも寄りたかったが、御坂峠を次の休憩ポイントにして歩き始めた。



<ママコナ>


<マルバタケブギ>


<河口湖>
八丁山を過ぎたが、景色もなく、花もなく、飽きた頃合いを見計らって、やっと御坂峠に着いたという感じだ。ここから急坂を下ると天下茶屋の登山口に太宰治の碑があった。
富士には  月見草が  よく似合ふ
そこで私も一句
御坂にも  レンゲショウマ  咲きにけり
なんちゃって
そして、天下茶屋から車道を歩き、駐車場へ戻った。中央道の渋滞が気がかりで、直ぐさま車を走らせたが河口湖大橋で上り方面がノロノロとなる。待望の富士山は残念だったが、夏の花レンゲショウマに出逢え、これで夏も終わりだと感じる。


2 コメント

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たそがれオヤジさん (あんぱん)
2014-08-20 04:55:02
おはようございます。なんちゃって句はデタラメ句です。思いついた言葉を並べただけなんです。才なんてこれっぽっちもありませんよ。確かに三ツ峠辺りからだと富士山もちょっとデカイですよね。裾野までちゃんと見えませんからね。本当はヘッデンを点けて登っている時の光りの長~いスジが山頂まで続いている夜の富士山を狙っていました。でも、こちらは朝寝坊してしまい、諦めましたが。日中も雲に隠れて残念でした。また考えます。
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三ツ峠山 (たそがれオヤジ)
2014-08-19 12:26:14
これが残りの夏休みでしたか。
なんちゃっての句、なかなかですね。私には、そちら方面の才もまったくありませんわ。
富士山を見たくなる心境、よく分かりますが、私には、三ツ峠山からの富士山はデカすぎて苦手です。
だからといって、通勤電車の高崎線から見える富士山は小さくて、余計なものが視界に入り過ぎる。
富士山が隠れた分、いろんな花にめぐり会えてよかったのかも。ですね。
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