劇団夢桟敷 ☆2018.6〜山南ノート5

熊本アングラ万華鏡〜演劇とプライベートの徒然

6.15 創立記念日 39年

2018-06-15 02:37:22 | ブラジル2018メモ 【記録・報告】
日付変わって今日は6月15日。特別な日。
劇団の創立記念日である。
39年が過ぎた。
時は流れて物忘れも進行中。
という訳で39年間のメモは残してある。このメモを40年ぶりに復刻してぼろ儲けできるか?…大笑いである。

6畳一間を事務所として立ち上げた。当初はエログロナンセンスで演劇界に殴り込みをかけようと過激に人を集めたが、誰もついて来なかったのが現実だった。あ〜恥ずかしや、恐ろしや。
こころを入れ換えて「社会的事件」を劇のテーマとして取り組むこととした。人の不幸をテーマにするとは?と叩かれた時期もあった。
叩かれてなんぼー、芯が強くなった。

座長は早稲田大学文学部の学生だった。私は現金7万円持参して熊本から東京へ転がり込んだ。
劇団名を「ブラックホール」と名付けていた。
宇宙の墓場とは暗いか?…身の丈を考えていなかった。

1984年より夢桟敷に改名した。それは熊本に戻ってからのこと。…よく天井桟敷と間違われた。(笑)
熊本では、夢桟敷はパフォーマンス集団として認知されるようになった。一歩間違って芸術路線に走りかけた時期もあった。
待て待て、原点を忘れちゃならねえ。…河原乞食や見せ物小屋のパワーを!奇妙奇天烈のアッパラパッパ、パワーを!

要するに試行錯誤の連続と言って良い。
気付けば、一つのスタイルは確立したかな?
ポストアングラ劇を「マジックリアリズム」として主張している。わかりにくい概念だ。…迷路を楽しみましょう。
しかし、見ればピンとくる方々もおられることも現実である。
時や生死の〈間〉を行ったり来たりする劇を発明する途中である。
〈間〉こそ居場所よ。…今や3LDKだったりして。

少数派だが、支持がある限り諦めはしない。
倒れても不屈の精神だけは鍛えられてきたからね。
息切れするようになったが、ヘラヘラ笑って生きましょう。

色々な生き様と関係しながら明日につづく。

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