劇団夢桟敷 ☆2018.6〜山南ノート5

熊本アングラ万華鏡〜演劇とプライベートの徒然

ブラジルから3年

2021-10-09 11:23:42 | 2020-2022 日記

ブラジル公演から、もう3年経った。

夢桟敷としては大きな足跡になっているが、足跡を拾って未来に繋げようと企む。
「忘れものはないですか?」
「はい、足跡です。」
忘れたことはありませんよ。(笑)

交流を切らさないために、私たちなりにやることがあるのではないかと…。
これから先に生きる新しい人間たちへ繋げることだ。
演劇の力を探る。その力は人間に宿っていると思う。…関係だ。

日本人のブラジル移民の歴史は1908年から始まった。
移民の父と称される上塚周平氏(熊本市南区城南町出身)を軸に、「声なき声」を想像力で物語に代える。

ブラジル公演は第1回目が「ボクノフルサト。」(2008-脚本 田中瞳)から取り組む。
ブラジル移民100周年事業として全国各地で催された。
記念事業としての威力は大きい。その波に乗ってブラジルへ渡る。サンパウロ州4会場。
2回目が「万華鏡 百年物語」(2018年 脚本 坂本真里)。
その10年間で打ち合わせと下見を含めて4回ブラジルに渡った。

上塚周平氏はプロミッソン市で眠っている。
お墓を守っているヤスナガ大ファミリーとは家族のように思えてならない。
国際交流と大上段に構えなくとも、「ただいま。」と言える気楽な場所となっている。

劇団夢桟敷 私的「南米道中膝栗毛」は未来日記として続けることがライフワークになるだろう。
私的は座長を含めて複数いる。


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