劇団夢桟敷 ☆2018.6〜山南ノート5

熊本アングラ万華鏡〜演劇とプライベートの徒然

週刊月曜日 第17号

2022-05-01 20:14:46 | 2020-2022 日記

劇団夢桟敷「週刊月曜日」
〈第17号 2022.05.02発行〉
https://yumesajiki.jimdofree.com/

■夢桟敷演劇ワークショップ
【プログラム】
(1)歩く…叩く、擦る。
(2)姿勢…起つ、歪む。
(3)落ちる→転がる…速度変化、逆再生。
(4)喜怒哀楽・身体の表情
時/5月11日(水)19:00-21:00
場/熊本市中央区黒髪コミュニティーセンター
問/完全予約制(劇団夢桟敷)
090-4581-5190
yumesajiki @ybb.ne.jp

◎練肉術
「役者の身体トレーニング」と思っていただければ良いです。
「演劇はスポーツだ」という人もいますが、スポーツの身体の作り方とは違う点もあります。
例えば、脇を締めて隙を作らないことを基本とするスポーツに対して、脇を開けて大きく見せるポーズ、上半身を自由に柔らかく隙を作ることも行います。ある意味、無防備な体勢と言っても良いでしょう。上半身や指先は力を抜くことが動きが滑らかになります。
その際に大事なことはスポーツと同じように下半身がしっかり安定していること。
安定した下半身に上体を乗せるトレーニングを行います。
その訓練の方法として、
(1)歩く…叩く、擦る。
(2)姿勢…起つ、歪む。
があります。
よく言われるウォーキングです。ところが、日本の伝統的な歌舞伎や能から取り入れているために、実際に演ってみると「?」と思われるでしょう。
「普通ではない、いかにも不自然な」
そう思われて違和感をもたれる方もいます。
それは昔と今では衣装や履物が違う、と言われます。狩猟民族と農耕民族の違い、と言っている人もいます。
引力に逆らって飛ぶ文化と引力に従ってへばりつく文化。
文化の違いだけではなく、体型の問題として考える人もいます。
確かに日本人も身体は時代とともに変化してきています。
これは歩行訓練・姿勢を作る身体の練習方法だから演劇現場の裏話になります。
ワークショップでは裏話、裏技の一部を公開し経験をしていただくことになります。
面白がっていただければ、形が安定するようになった時に応用が効くようになります。
応用篇に入るとなかなか言葉ではうまく説明できないことが多々あります。
逆に「言葉では説明できない」ことで通じ合えるとしめたものです。
そうなると会話が行動的になって見せ合う作業が生まれます。
自己流という「発見・気づき」があり、個性的で魅力ある存在感が出てくるようです。
(3)落ちる→転がる…速度変化、逆再生。
(4)喜怒哀楽・身体の表情
はレクレーションのように見えます。
ところが無駄な力が入るとぎこちなく見えます。
(1)(2)を身体に刷り込んでしまうと(3)(4)が楽しく演れるようになります。
時間がかかるかもしれませんが、遊戯することが今回のワークショップのテーマです。
尚、ワークショップでは限られた時間で行います。全部を消化することには無理はありそうですので、今後に続けていくためのご案内もいたします。

(注)セリフ発声練習のワークショップ企画中です。時期が来ましたら熊本市内のカラオケボックスでやりましょう。
歌合戦になるでしょうが…(笑)


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