熊日連載「わたしを語る〜熊本アングラ万華鏡」30回で幕を閉じた。
今日で掲載が終わり、実は安堵している。不安もある。演劇に興味を持ってもらえただろうか?力不足だったかもしれない。
それは今後の活動で取り返せるだろう。死ぬまで取り返し。
「私が、私が。」の話はうんざりするだろう。「自己顕示欲が強い」とたしなめられることもよくある。…世界が狭くなる。人も寄り付かなくなる。
新聞は新型コロナ情報で炎上(言葉間違い)し、そこへ読者の関心が集中していた。
危険な時代の中では「私」はプゥーの屁のようなもの。しかも無味無臭。迷惑ではなかったとも思う。
恥ずかしながら〜!で始まったものの恥ずかしい部分は押さえてしまったのではないだろうか?…プゥ〜。
何だ?もっと丸裸になれよ、何をカッコつけているのか?と自分の中で葛藤した。プゥ〜。
発見した。自分のことをシャイだと。
あの人この人からバカだと思われて喜んでいたのだが、それはシャイからくる道化のサービスだと。プゥ〜。
それにしても反響の大きさには驚いた。会う人から「読みましたよ。」がご挨拶になった。
私と対面して批判されることはなかった。スキンヘッドと黒メガネ、マスクで威圧感があったからだろう。
リップサービスの評価は居心地悪く上に堕落したのではないかと錯覚するほどだった。
いよっ、芸術家!いよっ、文化人!…かけ声は本番の舞台で「キャーッ」が一番。詰まらぬ時はプゥー。
今回は個人名などを極力割愛させてもらった。「アングラ」の悪いイメージを恐れていたわけではない。珍しくも「アングラ」を生き続ける希少価値を目指す。
関係者のプライバシーに土足で入り込むことは喜ばれないと思ったからだった。限らせてもらった。
反面、固有名詞を出さないことによって寂しい思いをされたのも事実としてあった。切りがないのである。…気を使うと胃腸に影響してプゥーの屁を出さないと腹痛になる。
最後に熊日編集人さんには大変お手数お世話になりました。
いつもながら900字制限をオーバーし、団体名、年代の正確さに神経を使わせてしまった。
事実確認のために古くからの人との再会もできた。これは乾杯!話が弾んだ。
丼勘定で生きてきたことを猛省する良い機会だったと感謝します。
感謝は読者さんたちにも!どうやら人間関係が広がる。
(了)
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