劇団夢桟敷 ☆2018.6〜山南ノート5

熊本アングラ万華鏡〜演劇とプライベートの徒然

週刊月曜日 第39号

2023-04-07 16:27:51 | 2023年
劇団夢桟敷「週刊月曜日」
〈第39号 2023.4.7発行〉
https://yumesajiki.jimdofree.com/

「週刊」というものの「隔週」になりつつあり、「月曜日」というものの今回は「金曜日」である。その内、「月刊」あるいは「不定期」の「劇団の機関誌」になるか?
〈アングラ〉は(ゲリラ〉に思える。
モグラ叩きのモグラのように出没する夢桟敷は演劇の蓋を取って〈問題演劇〉へと進行する。

※1968年の頃、フォークゲリラと呼ばれていた時代があった。
反戦とアングラ以降、モーレツからビューティフル、カワイイとカッケー(かっこええ)が魑魅魍魎(ええじゃないか!)の大衆化する日常。
意味不明瞭な表記となっているが、これは時代の混沌を指す。一般化する非日常。
ところで、
先日、坂本龍一さんが亡くなり、テクノポップを偲んでYouTubeでYMOや彼の代表作である「戦場のメリークリスマス」などを聞いていると1980年代のフジテレビ「笑っていいともの友だちのWA」にぶち当たり、フォークゲリラの面々やニューミュージックと言われる面々へと繋がり、YouTubeから目が離せなくなる。
何故か戸川純に辿り着き、好きな音楽へ迷宮入り!ええじゃないか❤️
戸川純→https://youtu.be/XEbtRK28nNQ
時間がゲリラ豪雨のように襲いかかり流れる。
死ぬ直前に見る走馬灯か?生きて見る幻視行(時間旅行)か?
はてな、ハテナ??ハテナの塔が頭にそびえる。
ほほう、これが今の時代か?情報大洪水に溺れる快感。…検索依存症で金縛り。
今ここに出よ。混沌歌姫、混沌怪優、混沌ダンサー。

笑ってる場合ではない!今この頃。
「週刊月曜日」は夢桟敷の今この頃を吐露する。問題の演劇に安易で平坦な大道はなし。

◎水俣へミナマタへ草木はなびく。
 YUMESAJIKI MINAMATA PROJECT 2023

水俣病センター相思社より機関紙「ごんずい 168号」(年間4回発行)が届く。
昨年より会員になって、劇団夢桟敷MINAMATA PROJECT 2023の活動では水俣をより身近に感じる一つ。
今号では特集「水俣病第一次訴訟判決から50年」25頁の掲載されている。

(以下、目次)
1.提訴前史から見る水俣病第一次訴訟 伊東紀美代
2.坂本昭子さんインタビュー 職員 永野三智・小泉初恵・辻よもぎ
3.鶴田徹夫さんインタビュー 職員 坂本一途・永野三智
4.富樫貞夫さんインタビュー 職員 永野三智
5.水俣まち案内感想
MINOUBOOKS 水俣訪問記 石井 勇・熊丸 綾
6.水俣を深く学んでみよう 長崎大学大学院 井本敦子
7.始まりは一冊の本でした 燈台読書会 小野寺 睦
8.居候・アルバイト体験記 三待 栞
9.相思社日誌・活動報告 葛西,木下,小泉,坂本,辻,永野
10.田上百合子さん追悼

勝手にオススメ👇
「ごんずい」機関紙を購読されたい方は下記へお問い合わせの上、お申し込みください。
一般財団法人 水俣病センター相思社
Tel:0966-63-5800
Eメール info@soshisha.org
ホームページ http://www.soshisha.org

砂田明さんの紹介記事(8頁より抜粋)に目が止まった。
【砂田明】
1928年京都生まれ。新劇俳優として活動していた70年、石牟礼道子『苦海浄土』に触発され水俣巡礼行脚。72年水俣に移住。79年袋神川に生類合祀廟「乙女塚」を建立し、一人芝居「天の魚」の全国勧進行脚を始める。82年金城実作「海の母子像」を水俣、沖縄、長崎等に建立する運動を始める。92年「天の魚」上演は556回に及んだ。
(相思社の水俣病歴史考証館では砂田明さんのコーナーもある。)

ところで、機関紙の名称である「GONZUI ゴンズイ」
毒のトゲを持っている魚。食べると高級な美味。
歌いたくなる。毒の歌は復讐の子守唄。
復習は欠かせない。

※
夢桟敷の活動は水俣計画と銘打ったものの、今年は寺山修司没後40年でもあり、劇団夢桟敷(只今指折りの弱小ではありますが…)としては大きな影響(洗脳と思われても差し支えなし!)を受けた側にとって何か企みましょう。
へへへ。
ということで水俣プロジェクトとの関係を企み中。

アングラ演劇と水俣!
【予告】
2023年11月17日(金)・18日(土)
熊本市国際交流会館
夢現ひとり芝居
「苦海からの呼び声(仮称)」
作 出演 夢現こと坂本真里
告知宣伝公開は8月予定!

Movie「不知火幻視行」についてはひとり芝居と並行して、劇が上演されるプロセスを追いながら水俣病の問題と重ねる手法を用います。
尚、唐突にドキュメント構成のための演劇ワークショップもあり、今の夢桟敷に関心をお持ちの方は「何を考え、何をやっているのか?」こっそりと体験していただきます。
水俣ロケハンは有意義です。アドリブと偶然の出会いあり。

(問)
劇団夢桟敷 
090-4581-5190
yumesajiki@ybb.ne.jp
担当 坂本・山南