桜の会から送られてきたチラシを見て吃驚しましたよ。
にににに虹のおどり!
大昔に書いたレビューのトリビア 虹のおどりについてはココ
昭和3年のヒット作を出してこられても・・・。
さすがに当時を知る人間はいないと思うしさぁ~!
レビューオタクが喜ぶだけだと思うけど、レビュヲタって日本に何人いるんだろうっていう(笑)
わたしはレビューがホント好きだし、昔のレビューの事情にも興味がある人間だから、まあ「虹のおどり」とか言われると、「マニアック~♪」って喜んじゃうけど~。
そんな、私のためだけにタイトルつけてもらっていいんでしょうか(真顔)
1部のタイトルすごいね。
安土ロマネスク ~ チョウサ ヤレヤレ チョウヤン マッセー ~
チョウサなんとかっていうサブタイトル絶対覚えられない。
絶対覚えられない自信あり!!
安土ものっていう括り方、なんか新鮮だね。信長モノじゃなくて安土モノなのか・・・。
まあ、レビューの華やかさに、安土城の派手イメージは合うといえば合うけどー。
で、二部が草野旦せんせ!
わたし、2010年宝塚星組のBOLEROに、そうとう感激したクチで、あれは近年のレビュー史上でも最高傑作のひとつじゃないか、とまで思っておるのです。
ダンサートップのちえちゃんが芯だから見栄えがするっていうこともあるかもだけど。
あの一作で草野せんせいの評価が一変しましたよ。
帰ってから草野レビュー映像をえんえんと漁っちゃったし。(オタクはすぐ過激にのめりこむ・・・)
BOLEROは、「宝塚ならでは」という枠をこえた、根源的なレビューの高揚感と面白さを持っている、とわたしは思いました。
宝塚レビュー作家は、よくも悪くも「宝塚」という成熟しまくったシステムを使うことに慣れているから、レビューのことじゃなくて、「宝塚システム」と、「スターシステムの見せ方」を中心に考えて組み立てれば、まあ楽しい作品ができてしまうっていう面があるように思ってて。
ミュージカルに較べて、レビューはスターが負う比重が多い娯楽だから、宝塚で独創的なレビューを生んでいくことは、どんどん難しくなっていってるんだろうなぁ・・・という。
レビューオタクとしてのわたしは、そういう感想をちょっと持っていたのです。
スターがドーンと出てきて華やかに歌えば、それだけで楽しいっていえば楽しいんだけどねー。
レビューオタクとしては、独創的だったり、びっくりさせてもらったり、それに高揚感がのっかってると最高って思うんですねー。
BOLEROは変な作風だけど(笑)、終盤にかけてキッチリ盛り上がって、スターの輝きだけじゃなくて、展開や進行によるアドレナリンがドバドバ出ましたねえ。
ほんとに「面白いレビューみた」って思った。「宝塚おもしろかった」じゃなくて。
BOLEROを創れる草野せんせいなら、OSKに限らず、どこの集団を使ってレビューを創っても、おもしろいものが出てくる「可能性」を持っているのでは??とわたしは思ってて、中村一徳せんせ以外で、OSKに宝塚から来るなら、草野せんせいが希望だなぁと思ってたんですよねー。
まあ、たしかに草野レビューはハズすと「あうあうあう・・・!?」な珍妙さが出てきたりね・・・するのでね・・・あくまでも「可能性」の話ですけどー。
まあとにかく、わたしはBOLERO以後、草野せんせい大好きなので、OSKを演出してくださるのは嬉しいです。
万難を排して行くぞ!(握り拳)
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