毎日が山のこと

最近の山歩きの記録はもちろん、作ってみた山行プラン、過去の山歩きの記録も順次掲載中です。

夏日の秋

2023-11-04 14:44:32 | 山野草

上天気で暖かい日が続いています。

昨日、今日は25度越えの夏日になってしまった。

湿度がないので、あまり暑くていや、という感じはないが、やはり異常だ。

山に行けないので、家の近くをブラブラして秋の花を写してみた。

これは花じゃないけど・・・ モフモフ・・ウフフ・・

 

ヒメムカシヨモギだとおもうけど、ごくごく小さな花だが、ちゃんとキク科の姿をしているね。

 

引っ付き虫。でもしっかり秋色だ。

 

今日は、庭に咲くフジバカマを。

キク科でヒヨドリバナの仲間だそうだ。やはり筒状花なんだね。

 

茎も赤くて、葉にも赤い縁取りがあってなかなかきれいだ。

 

なんの手入れもしていないキクが咲き始めた。

枝分かれし、地を這うように広がっているので、そのうち色とりどりの花で庭を埋め尽くしてしまうだろう。

 

キバナコスモスもまだまだ長持ち。そろそろ店じまいしてもらってかまわないのだけど、まだ暖かいからね。

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旧秩父往還と四寸道(高山街道)を歩く(2020年11月29日)

2023-11-03 14:35:02 | 山日記
古い投稿に手を加えて再投稿します。
 
2020年11月29日の日曜日、前から気になっていた奥武蔵の秩父往還と四寸道を結ぶ道を歩いてみた。
秩父往還という古道はほかにもあるが、この往還は越生から秩父へ抜ける尾根道で、四寸道は別名高山街道、吾野の高山不動と越生を結ぶ尾根道だ。
越生を起点に秩父往還をたどり、飯盛峠をへて高山不動の上にある関八州見晴らし台をへて四寸道へと前から考えていたルートだ。
 
朝の雑事をすませて越生から黒山行き10:20のバスに乗る。
麦原入口で降りて秩父往還にむかった。
 
もちろん昔の往還なのでせいぜい馬で荷物を運べる程度の道だったはずだ。
でもこういう道は、尾根の急なところはジグザグになっていて尾根も深くうがってあったりして歩きやすいものだ。
実際もそのとおりなかなか歩きやすいコースになっていた。
 
麦原入口でバスを降り、麦原へ向かう道の途中から左手へ小寺の方に入っていく。
すぐに小寺の地蔵尊がある。いっしょに並んでいる石碑には「奉拝湯殿山百番供養塔」ときざんであった。
はるか遠く山形の地と信仰でつながっている。
 
斜面をのぼっていくと日当たりのよいところはユズ畑になっている。
 
登山道に入っても道幅は2m弱あって、馬で荷物を運んだことが想像できるが、今は雨水にえぐられてしまっている。
 
尾根に登りつくと「白子石」の看板。大きな白っぽい岩がある。たぶん石灰岩だろう。
 
ずっと杉林の静かな道だが、アジサイ山公園との分岐をすぎると、ようやく開けたところに出た。
その先が龍ヶ谷からあがってくる舗装の林道だった。
 
 
そこからすぐ、12:15には野末張(のすばり)展望台というところに到着。
赤城山から日光、北関東が一望だ。
 
 
よく見ると上越国境の山々も白く見えている。ここで昼食にした。
 
静かなところだ。それでもちらほらと訪れる人があって、のんびりと休んでいく。バイクの人もいた。
 
野末張展望台からは少し舗装の林道を歩き、ふたたび山道に入ると大築山に向かう尾根との分岐がある。
分岐をすぎると下りになり、またまた林道にでる。
またすぐに山道に入るのだが、今度は未舗装の林道や山道が分岐していてわかりにくい。
飯盛山をこえて飯盛峠へむかったつもりだったが、間違えて飯盛山によらずに奥武蔵グリーンラインにでてしまった。
これまでたどってきた秩父往還がこのあたりをどう通っていたかは、グリーンラインなど舗装の道が出来てしまったいまでは跡形もなくわからない。
 
そこからも舗装道路と山道を交互にたどって関八州見晴らし台へむかう。
 
林道から50mほど登るとそこはもう関八州見晴らし台。
日曜なのでかなりの人が休憩していた。
 
この日はときどき日差しももれてくるのだが、上空は厚い雲におおわれていた。
奥多摩の山々。右端に見えている三角形は武甲山だ。
 
見晴らし台から10分余り下った地点から四寸道にはいる。分岐点は左に折り返すように斜面にそって下っていく。
 
最初はしっかりした道だったが、やがて道が沢をくだるようになると大荒れだった。
でもその荒れ果てた道の岩の上に石仏があってここが昔の参詣路だったことを示していた。
 
また少し林道をあるいて二度、三度山道に入ったり出たりを繰り返す。
案内標識もなく分岐も多いので迷い易い。でも幸い間違えずに目的の横吹峠にたどりつき15:22黒山のバス停にたどりついた。
 
言葉ではコースがわかりにくいので地図で紹介しておく。
麦原入口10:35⇒登山口11:14⇒白子石11:39⇒あじさい公園への分岐12:04⇒野末張展望台12:15⇒高山展望台13:30⇒石仏14:10⇒黒山バス停15:30
 
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下吉田駅から杓子山(2019年9月27日)

2023-11-01 14:54:50 | 山日記

富士山の北側には、御坂山塊など富士山の展望台として楽しめる山がたくさんあるが、その中でも杓子山は富士山はもちろんその周辺を含め360度の展望がある山だ。

2019年の9月に富士急の下吉田駅から往復したので、その時のことをご紹介。

 

吉田町は、今は富士山駅と名前を変えたかつての上吉田駅とその2つ手前の下吉田駅のあいだに細長く連なっている。

富士講で栄えた町で、下吉田はその入り口にあたる。

 

9:12 下吉田駅におりた。

 

駅には外国の観光客が結構な人数いた。

日本人観光客ならまっすぐ富士山駅に向かうところだが、外国の方々には富士講の歴史も興味深いのだろう。

 

たしかに、駅から町の中へとむかうと浅間神社など富士信仰にまつわるものが見られる。

 

小室浅間神社の鳥居の前を通って、吉田町のちょっとレトロな雰囲気の商店街へと歩く。

途中で左に折れて、杓子山の方へとむかった。

 

町を出ると黄金色に染まった田んぼが広がっていた。

前方にめざす杓子山が見えてきた。

今日は明見(あすみ)尾根を使って杓子山をめざすという計画。

 

桂川をわたる。富士山は残念ながら上部は雲の中だ。

 

すでに稲刈りが終わった田んぼもあって、なつかしい稲干し風景が見られた。

 

こちらではちょうど稲刈りの最中。

 

南北朝時代の南朝側の忠臣のためらしい石碑があった。

この先、明見尾根の取りつき口まで道路が大きく迂回しているので、ここからショートカット。

 

地図には、駅前にあった小室浅間神社の古宮と書いてあるが、御覧のような小さな石の祠だけがあった。

このわきから急斜面を登って上の道路に出た。かなりのショートカットになる。

 

ここが明見尾根への取りつき。

尾根に橋が架かっている。

 

その橋の上から道路を見下ろす。

 

山への入り口に墓石が立っていた。

 

ご覧のように南朝側の忠臣の藤原藤房という人の墓だと書いてあるが、初めて聞く名前だ。

 

さて、ここから明見尾根を忠実にたどって登っていく。

古いけれどはっきりとした山道があるのだが、だれも歩いていないらしくたくさんの木の枝で道が埋め尽くされていて歩きにくい。

この尾根を使う登山者は、ほとんどが林道を使って、途中から尾根にとりついているようだ。

 

少し登ると林道への分岐の標識が。でもこの道もあまり使われていない感じ。

 

トリカブトの花が咲いていた。

 

この間は歩く人はほとんどないのだろう。踏み跡ははっきりしない。

でも尾根をはずさず登れば間違いないが歩きにくくて疲れる。

 

また小さな標識があった。

 

尾根が少しやせてきたので道ははっきりしてきて松が増えてきた。

でも予想以上にアップダウンがこたえる。

 

またまたたくさんのトリカブト。

 

またまた分岐の標識。ここの道ははっきりしていてかなり整備されている。

これが林道からの本来の登山道なのだろう。

 

ロープの急登。疲れた足がさらに重くなる。

 

そこを登るとようやく展望の開けたところに出た。

これは忍野の方向だ。もう12時半近くになっている。

 

駅からもう4時間近く歩いている。林道をつかって登れば3時間40分くらいで山頂のはずなのに・・

 

きれいなサラシナショウマ。

 

山頂が近づいた。山中湖がちらりと見えてきた。

 

山頂近くにトリカブトの大きな群落。

 

ようやく山頂だ。もう午後の1時50分じゃないか。ほとんど5時間、疲れた。

 

それなのに、なんだなんだ、この山の上だけ雲があるよ。

 

まわりは見えているのに富士山は見えない。山中湖だけは少し見えていたけど。

 

西の空は晴れ上がっているけど南アルプスは雲に隠れている。

こんなわけでこの意欲的プランは、大外れ。やはり途中までは林道を使うのが正解だね。

帰りは大権首(おおざす)峠から不動湯を通って下吉田駅へともどった。

駅に着いたのは午後4時だったので山頂から3時間だった。

最後に下吉田駅からの富士山の夕景でお別れ。

 

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