こんにちわ。10月に入りました。本日10月1日は沖縄にMV-22オスプレイが強行配備されてから10年目。2012年10月1日でした。私はまだ東京におりましたが、この日(前後)、沖縄に来ていました。嘉数(宜野湾市)で待ち構えていました。この10年、オスプレイに関する問題を山のように感じてきました。普天間基地周辺で、辺野古・大浦湾で、墜落した安部崎(2016年12月13日夜)で、キャンプ・シュワブやハンセンで、北部訓練場で、石垣島で、那覇で、ホワイトビーチ・中城湾で、あちこちで。
こいつの根本的な欠陥は、ヘリモード(垂直)と水平モードの「いいとこどり」が徒となっていることです。上に向かうベクトルと横に向かうベクトルの矛盾。ローター=プロペラが帯に短し、たすきに長し。オスプレイは見栄えも悪いし、危険です。オートローテーション機能がないのです。ヘリコプターはエンジンが止まったとき、ローターは回り続けて軟着陸しますが、オスプレイは重すぎて落ちてしまいます。
人間は欲をもちすぎれば、それで滅びるのです。核兵器をもち、米国はヒロシマとナガサキに使い、けたはずれの破壊力と残虐性を認識したはずで、次は我が身を意識しないわけにいかないのです。米ソ冷戦構造はその典型でした。だからこそ一方的に武力行使できる戦をやり続けてきたのが米国です。ソ連・ロシアもそうでしょう。現代戦で勝者はないのです。しかし目一杯の儲けが生まれるからこそ、権力者はやりたがる。狭間で一方的にめちゃくちゃにされるのは、私たち民衆です。
どうしたら私たちは戦を回避できるのか、これは人間が生き延びるための最大の課題です。
10月13日は私が沖縄に暮らして9周年。いろいろあったこの9年ですが、そろそろ総括を出し切り、新たな道を進みます。私が沖縄に来た最大の課題・目的は沖縄・琉球諸島を戦場にさせないですから、煮詰まってきてしまったと痛感しています。私が最初に気づいたのは2010年末に防衛計画大綱を読んだとき。民主党政権の時です。驚いたっていったらなかったな。この国は「動的防衛力」を打ち出した。要は軍事力を行使する。憲法9条壊せでした。要するに沖縄の島々を戦場にして再びの道。ばか言ってるんじゃないよ! そこから私は学びを深めてきました。
そんなわけで来る10月21日に、沖縄で話をさせていただきます。お楽しみに。楽しくねえ話で、すいません。