今朝の予報では台風20号が「強い台風」に変わっていた。980hpだそうだ。沖縄島から奄美を通り、九州南東部から北上のコース。台風19号で全国的に被災した後だけに影響が大きく出るかもしれない。さらに台風21号が北上する。こちらの方がでかく強くなるようだ。
それにしても今年は伊勢湾台風から60年なのだ。その年に日本列島が災害に弱い国であることを暴露されてしまったのだ。皮肉なもんだ。近代国家になったとて自然災害に無力、弱すぎる。ますます弱点がでたのかもしれない。科学技術は万全でないし、弱点があることを知らなければならない。長野新幹線10編成がオシャカも防災のイロハがなかったからだ。
災害に対する教訓をきちんと積み上げて、対策をうち、まちづくりしなければ、人々の生存が危ういのだ。これは「死傷者が何人」の統計だけでは計れない。生きていくための支持基盤が破壊されてしまえば、孤立して、重大な支障をもたらす。この実態はなかなか外に伝わらない。軽視されがち。人間はひとりで何が起きても対処できる人ばかりではないのだ。確かに早期の避難が重要ではあるが、災害というリスクから考えるだけでない人々の安全からも考える視座が重要だ。逃げるためには逃げる方法を同時に考えておかなければならない。孤立させない地域の力。
台風19号の爪痕が以外にも福島、宮城で大きかったのは、なぜだろう。阿武隈川が氾濫したからだとの説や、油断していて逃げ遅れたからとの説が出ているが、2011年3月11日の被災が影響していないのか。私にはわからないので、きちんとした検証を。
台風20号に対して、私は全く個人的な台風対策をやっていない。食糧の確保など。ヤバイ! 急げ!