ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

副大臣・政務官ゼロと今後の政治(20230916)

2023年09月16日 | 考え直すために

 岸田政権は、第2次改造内閣の副大臣と政務官計54名を決定した。全員が男だった。政権には5名の女性大臣を任命したのに、このちぐはぐぶりはなんだろう。女性を政権の「色」として演出しつつ、派閥政治を主として選ばれる副大臣・政務官には、差配がなかったのだろう。

 政権には、ジェンダー平等なる意識がゼロだということが改めて浮き彫りになった。まぁ、政権交代しない限り、同じ事が続くのだろう。もっとも野党でも、50歩100歩の政党も多く、予断を許さない。数の問題とは、結局、質の問題だ。自民党では論理的に議論する事も疎かだし、生活を垣間見ることも疎かだから、こうあっても、不自然に感じないのだろう。

 普段の生活を垣間見ることと、論理的応答は矛盾しない(矛盾していることが問題だ)。私は、この論理的応答(疑問を解決する思考)を普段の生活の中に見ていけば、かなり問題の本質に近づけると考える。論理的応答も「論理」が創られていると、形式論理となり、その枠組みでしか考えられない。「国民保護」とか言っても、その前提は国家の維持にある。「国民」の中にジェンダー平等は入っていない。国民の中にある「優劣」は隠されている。論理的応答の前提を突き破らない限り、市民が生き抜くことは不可能だ。ジェンダー平等はその重要な柱であるはずだ。

 平時でさえ、このように明瞭な差別が貫かれており、戦時となればどうなってしまうのか? 100倍1000倍の差別が沸き起こり、「弱者」はよほどの幸運に恵まれなければ、生きていけない。反戦とは、反差別と重ならない限り、薄っぺらになってしまうのだ。普段の生活を問い直すことが重要だと言うことだろう。私たちの立ち位置が問われているのだろう。



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