ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

8月の写真展にスパートを掛ける(20240626)

2024年06月26日 | ヤマヒデ企画

おはようございます。本日は2024年6月26日(水)晴れ 言わずもがなだが暑い。

 昨夜から、8月開催予定の私の写真展「基地の島 琉球諸島・沖縄島のリアルとこの国の深層」の準備を本格化させた。章立てをハッキリさせてからと考えていたが、どうも無理。具体的にコマ選びを進めながら、ストーリーを描き直し、章タイトルを確定していくことにした。

 一応、①プロローグ(シマジマの配置、石垣島の現在、沖縄戦から考える)➁観光と基地を巡ること、③戦争準備が進む琉球諸島・沖縄島のリアル、④「辺野古が唯一」は戦争への道、⑤エピローグ(米国の本音、地位協定という障壁、那覇空港・那覇基地の実態、沖縄戦と今、沖縄をアジアを戦場にさせない)。

 まだまだ未整理であり、①から⑤の間で揺れ動くことすらあるだろう。諸問題をどれだけ描き出し、相互に触発し合って、課題を見定めていけるかは、自分自身の課題だ。この10年余りの動向の中で、私なりに一番気にしていることは、沖縄島の住民が琉球のシマジマで起こってきたことに、気づきが遅く、国にやられてきた現実があることだ。この溝をどうしたら、一歩でも埋めることができるのか、という問いである。一方で自分が暮らしているのは沖縄島の名護市内であり、ここから他の島のことを見えることは、たかが知れている。たまにしか行けない宮古島や、石垣島、まして与那国島のことをどれだけ分かっているのか、断絶は深い。無駄な努力だとの弱音も生じてくる。

 一方で見えてきたこともある。シマジマの警備隊は、民間の船で定期的に沖縄島に来て、キャンプハンセンなどで実弾射撃演習を繰り返しているのだ。これは予想してきたことだが、こうした動きを断片的ながら、私は撮ってきた。その中で、確信するまでになったのだ。また、沖縄島の第15旅団はマルエーフェリー(那覇ー鹿児島)で鹿児島港に渡り、九州の演習場でより大規模な演習を積み重ねているようだ。

 こう分かってきたのは、最近のことだ。YouTubeのお陰だ。船旅の動画に自衛隊が映っているのを私は度々見いだしてきた。油断も隙も無いのだ。この中には、奄美の警備隊が九州に渡るのもあるだろうが、沖縄島からもある。私が度々船に乗れば明瞭になるのだが、そうそう乗る機会はない。

 何処であれ、自衛隊とみたら、何処の部隊かを確認する作業を続けたい。面倒くさいが、こうした個々の動きが、戦争準備である以上、観察を怠ることはできない。

 こうした地道な作業を通じて、沖縄島の辺野古新基地建設の意味、嘉手納飛行場やホワイトビーチの軍事的な意味合いが変わってきていることに私は気づかされてきた。

 もう本番まで時間が無くなってきたので、追っかけでの撮影は、極限られてしまうが、やはり私は空間と時間の接点を探りながら撮るしかないだろう。無骨な素材ばかり撮っているのでは、悲しすぎる。多少の和みも加えたい。



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