ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

本日は10月13日、私が沖縄に来て8周年(20211013)

2021年10月13日 | その日暮らし

 本日は2021年10月13日です。私事ですが、今日は私が沖縄に暮らし始めて丸8年。いろいろありましたが、皆様方のお力添えをいただき、ここまできました。それもあって、「《生きるための読書》応援カード」の発行日を、無理矢理2021年10月13日としました。

 沖縄にいると、落ち着いてこうしたものを制作することは、かなわず、苛ついてきます。気持ちを落ち着けすぎるとやる気が失われるます。怒りや悲しみだけでは創作意欲に結びつかず、創作する力に結実しません。でもやってみないことには、何もできない、生み出せないことも事実です。私は、やるべきことをうまく重ねながら、切り分け、努力を重ねます。

 当面、衆議院選挙があります。あと19日。自民党は頭をすげ替え、公約をごまかし、イメージチェンジを図ろうとしています。役者がそろっています。対する市民と野党の共闘は、統一の政策ができたもののまとまらない。最悪のパターンが東京8区から出ようとした山本太郎でした。3党間の議論が上滑りだったのでしょう。まだ地元の民意を確かめなかったのは、一番の失敗です。それにしても立憲民主党の政権交替にかける意気込みがみえてきません。今、本気出さないでいつだすのか? 今回も大差を付けられたら、人々ができることは、ごまめの歯ぎしりだけになる。地獄を見ることになる。すでにこれほど立憲主義をぶち壊されているなかで、どうするのか。看板に偽りがあるのか? 私たちは第2自民党はいらないのです。

 沖縄におけるオール沖縄も、これを勢力(形)にしてしまったので、きしみが深くなり、どうなることやら。故翁長雄志さんは、沖縄自民党の政治家でした。私たちからすれば、苛つくことも多々ありましたが、ギリギリの判断をやっていただいた。同じことを玉城デニー知事に求めることは酷です。周囲で彼を補佐し、助言し、様々な問題をまとめることができなければ、中央政権に金づるをとらえている日本の「自治」の中で、うまくいかない。沖縄の自立は断ち切られてしまう。

 沖縄では、政党というまとまりで動かず、沖縄アイデンティティを元に動かなければ、だめでしょう。もっと地味な濃い討論ができなければ、オール沖縄のまとまりを回復することは、困難でしょう。

 私は軍事を中心に考え、問題を提起していきます。ただなかなか、かみ合わない。あれだけ凄惨な沖縄戦を体験させられ、未だに基地の島に封じ込められているのですから、軍事と向き合うことはおいそれとできないのでしょう。

 私もこんなことを書いて大丈夫かと思いながら、リアルな戦争態勢を描き出そうとしています。怖いですよ。もう20年ぐらい前のことですが、読谷で、こぶし大の「石」をもって見ろと言われました。こぶし大の「石」は砲弾の破片でした。ずっしりくる重さ。これが腕や足に当たれば、それは腕や足がちぎれるわ。本で読んでいても、実感のわかないことが多数あります。

 こうした砲弾は76年前のこと。今はどうなっているかを考えたら、格段の破壊力を備えています。殺し方も多用化しており、究極的には原爆開発で培ったジェノサイド(皆殺し)能力が向上しています。原爆開発は、単に核というおぞましい物を使うだけでなく、いかに効率的に殺し、壊すテクノロジー思想を生みだしたのです。

 私たち人間には、「悪魔」が潜んでいるのです。だからこそ、悪魔払い可能な社会を作り出さなければなりません。私は悪魔払いを果たせる沖縄になってほしいと考えています。これは全日本各地の問題であり、世界中の問題です。

 「悪魔払い」と言えば、宗教的なと思われるかもしれませんが、違います。リアルな政治です。軍事産業であり、そこをもりたてつつ、儲けたい自公政治です。これを打破しなければ、人類の明日はないのです。

 沖縄が生きる道は、決して軍事の道でない。自然と育む道だと私は信じています。これからも頑張りたいです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 



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