あれから12年…其の参

本日の画像 ： ホンマに駅周辺の地域は辺り一面、こんな感じでした‥。


オカンとの電話は置いといて、オラ達が駅周辺を見に行くと、辺り一面、まさに地獄絵図‥。高校の同級生の家付近が全て燃えカスに変わり果ててたこともあり、何とも言えない不安な気持ちになり、どちらかと言えば、最初は野次馬感覚でうろつこうと考えてたオラ達も、そんなことを言ってる場合ではなくなり、とりあえず人助けに。。

最初に、あるマンションのボヤ消しをした（最終的に消化したのはマサオ氏）ことで、救助心に拍車がかかったオラ達は、潰れた家で助けを求めているオバちゃんを見つける。オバちゃんは家の外に出ていたものの、娘×2人とお婆ちゃんが埋まってということでした。

たぶん5、6時間は経ってたと思いますが、隣のガソリンスタンドが炎上し、その炎が迫りくる中、なんとか瓦礫の中からお婆ちゃんを救出（掘り出した時には、なぜか素っ裸でしたが…）。偶然にしては出来すぎですが、お婆ちゃんとそのお婆ちゃんが挟まってた柱との間に、死んだお爺ちゃんの遺影が挟まってたことがかなり印象的な出来事でした。たぶん、死んだお爺ちゃんがお婆ちゃんを守ってくれたのでは‥と。

ただ結局、その家から2人の女の子を見つけ出すことができないまま、辺りが燃えてしまい、おばぁちゃんの「私はもうええから！」と言う言葉が頭をぐるぐると駆け巡ったまま、複雑な気分で食料と水を何とか確保し、泥だらけのまま帰宅。。

帰ってくると、たまたまオカンからの電話がやっと繋がった（100回ぐらい掛けたらしい…）みたいで「アンタ、大丈夫やったか!?」って…えーかげんにせーよ！その後、1週間後ぐらい後に実家に帰ったのですが、駅で家一帯が燃えカスとなっていた同級生にバッタリ遭遇!?「お前、生きとったんかー？」とお互いに死んでたと思ってた模様。

家が潰れて埋まってしまい、走馬灯のように駆け巡る思い出が中学生時代の途中（12時間後ぐらいに）で救助された先輩や、彼女と素っ裸のままシーツ一枚で飛び出したツレなど…幸いオラの知り合いには不幸があった人がいなかったことが不幸中の幸いやったと思います。今になって思えば。。

今日のスロットは負けましたが、とりあえず、生きてるだけで幸せやなーと思う今日この頃です。。


本日の一言 ： 当時、震災で亡くなられた方々、心よりご冥福をお祈り致します。


※さて、今日は何位？
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