昨日の高知新聞で、思わず切り抜いてしまった記事のタイトルが、
「債務放置なら日本衰退」
欧州連合(EU)創設の立役者の一人で、フランスのサルコジ大統領のブレーンを務める
経済思想家・元欧州復興開発銀行総裁のジャック・アタリ氏の「国家債務危機」という本のお話です。
都内で会見したアタリ氏の言葉、
「日本は(900兆円に上る)国家債務を返済しなければ、確実に衰退していく」と、警告したそうです。
まず、歴史を見るに、債務を放置した国は確実に没落したという事実。
最悪なシナリオでは、ドルやユーロの破綻。
そして、世界のほかの国より、20年早く金融危機に陥った日本に対して、
「日本の債務がこのままのペースで増えていけば、
国家が破たんする可能性も秘めている」と、語っているそうです。
日本が債務危機から抜け出すには、
緊急的には歳入増大と歳出削減、長期的には競争政策による経済成長、
そして、人口増を実現するしか道はない、と言っています。
人口問題は特に重要で、
出生率を2人以上にしなければいけないそう。
また、増税は必要だが、格差が広がらないようにしなくてはいけないとのこと。
日本は資本力が弱いため、経済成長のためには、技術革新に力を入れるべき、ということです。
そして、外国の優秀な知識を取り入れるべきだ、とも。
この記事の、ひとつひとつが、納得のいく言葉ばかりで、
思わず、唸ってしまいましたよ。
高知県のことを考えるのも、もちろん大事ですが、
今や、国の存亡というグローバルビジョンが必要なのではと、痛切に感じました。
日常のように、新聞でも取り上げられている「国の赤字」に対して、
もっともっと危機感が必要だと感じました。
私は、増税に反対してはいません。
どこを、増税の対象にするのかが、大事と思いますし、
また、その税金が無駄なく、有効に使われているか、
国民が納得する必要があると思います。
どう使われているか、お役所仕事に、疑心暗鬼なまま、増税に賛成する人はいないと思います。
でも、確かに、有効に使われていると信じられて、
なお、国を救うために、役に立つのだと思えば、賛成するのではないかと思います。
その増税対象も、贅沢品に対しては、課税額を多くし、
生活必需品には、率を低くするということも、あってもいいのではないでしょうか。
また、出生率を上げるために、子供手当を出すのも大いに結構ですが、
老人が、より生きにくくなりつつある国の政策には、大反対。
老人が、幸せに暮らせる世の中になってこそ、
子供を持ちたい、育てたい・・・と思うのではないでしょうか。
手っ取り早く、子供手当をだして、
産めよ増やせよという短絡的な考えが、不安定な国を作っているように感じます。
ブログに政治の話と、宗教の話は、なるべく書かないように努めてきましたが、
今日は、アタリ氏の記事に触発されて、こうして書いてみました。
世界が、平和で、
すべての人が、幸せな日々を過ごせることを、
地球単位で考えるビジョンを持ちたいものだと感じました。
良い週末を!!
「債務放置なら日本衰退」
欧州連合(EU)創設の立役者の一人で、フランスのサルコジ大統領のブレーンを務める
経済思想家・元欧州復興開発銀行総裁のジャック・アタリ氏の「国家債務危機」という本のお話です。
都内で会見したアタリ氏の言葉、
「日本は(900兆円に上る)国家債務を返済しなければ、確実に衰退していく」と、警告したそうです。
まず、歴史を見るに、債務を放置した国は確実に没落したという事実。
最悪なシナリオでは、ドルやユーロの破綻。
そして、世界のほかの国より、20年早く金融危機に陥った日本に対して、
「日本の債務がこのままのペースで増えていけば、
国家が破たんする可能性も秘めている」と、語っているそうです。
日本が債務危機から抜け出すには、
緊急的には歳入増大と歳出削減、長期的には競争政策による経済成長、
そして、人口増を実現するしか道はない、と言っています。
人口問題は特に重要で、
出生率を2人以上にしなければいけないそう。
また、増税は必要だが、格差が広がらないようにしなくてはいけないとのこと。
日本は資本力が弱いため、経済成長のためには、技術革新に力を入れるべき、ということです。
そして、外国の優秀な知識を取り入れるべきだ、とも。
この記事の、ひとつひとつが、納得のいく言葉ばかりで、
思わず、唸ってしまいましたよ。
高知県のことを考えるのも、もちろん大事ですが、
今や、国の存亡というグローバルビジョンが必要なのではと、痛切に感じました。
日常のように、新聞でも取り上げられている「国の赤字」に対して、
もっともっと危機感が必要だと感じました。
私は、増税に反対してはいません。
どこを、増税の対象にするのかが、大事と思いますし、
また、その税金が無駄なく、有効に使われているか、
国民が納得する必要があると思います。
どう使われているか、お役所仕事に、疑心暗鬼なまま、増税に賛成する人はいないと思います。
でも、確かに、有効に使われていると信じられて、
なお、国を救うために、役に立つのだと思えば、賛成するのではないかと思います。
その増税対象も、贅沢品に対しては、課税額を多くし、
生活必需品には、率を低くするということも、あってもいいのではないでしょうか。
また、出生率を上げるために、子供手当を出すのも大いに結構ですが、
老人が、より生きにくくなりつつある国の政策には、大反対。
老人が、幸せに暮らせる世の中になってこそ、
子供を持ちたい、育てたい・・・と思うのではないでしょうか。
手っ取り早く、子供手当をだして、
産めよ増やせよという短絡的な考えが、不安定な国を作っているように感じます。
ブログに政治の話と、宗教の話は、なるべく書かないように努めてきましたが、
今日は、アタリ氏の記事に触発されて、こうして書いてみました。
世界が、平和で、
すべての人が、幸せな日々を過ごせることを、
地球単位で考えるビジョンを持ちたいものだと感じました。
良い週末を!!