<以下の記事を復刻します。>
政治や外交などの話をすると腹が立ってくるので、今日は「美人」について語ってみたい。その方が精神衛生上、良いのではないか。ある方のブログにお邪魔したら、「キャメロン・ディアスは美人か・・・」という記事が載っていた。読んでみたら、キャメロン・ディアスやジュリア・ロバーツなどの話だったが、要するに彼女らは魅力的(チャーミング)だが美人ではないというのである。私は最近のハリ . . . 本文を読む
<以下の記事は2009年12月3日に書いたものです。>
平山郁夫画伯
日本画壇の第一人者と言われる平山郁夫さんが昨日死去した。享年79歳。さて、絵画について素人の私は平山画伯を語る資格はない。ところが昨日、平山さんが他界されて、ふと、どうでもいい話を思い出した。以下のことは絵画という芸術とは関係ない話だから、何だつまらないと思われたらここから先は読まないでほしい。断っておくが、あくまでも閑 . . . 本文を読む
<以下の文を一部修正して復刻します。>
コンプレックスにはいろいろ意味があるそうだが、俗に「劣等感」を指す場合が多い。どんな人でもいろいろなコンプレックスを抱いていると思うが、特に、身体的な要素が根強いのではないか。むろん、頭が悪いとか素性が劣るなどいろいろな要素があるが、身体的・肉体的特徴から劣等感を意識することが多い。特に“容貌”はその代表的なもので、男女を問わず気に . . . 本文を読む
<以下の文を復刻します。>
1) 20世紀で最も偉大な文学者を挙げろと言われれば、私はロマン・ロランを挙げるだろう。「ジャン・クリストフ」などの文学作品のみならず、20世紀前半の世界に及ぼした彼の存在の影響は計り知れない。 その人類愛、ヒューマニズムと共に、彼の人格の高潔さは、正にその当時の世界の“良心”であった。しかし、ロマン・ロランの人類愛、ヒューマニズムは余りに . . . 本文を読む
<2016年1月に書いた以下の記事を、一部修正して復刻します。>
先日、大学箱根駅伝で青山学院(青学)が圧倒的強さで優勝したが、ふと青学出身の人をほとんど知らないないことに気がついた。知っているのは歌手のペギー葉山ぐらいだ。そう思っていたら、私がテレビ局時代にお世話になった先輩・Aさんのことを思い出した。青学出身の知り合いは彼1人だけだ。Aさんは30年以上も前に他界しているから、急に懐かしくなっ . . . 本文を読む
<以下の文を復刻します。>
いろいろの映像があるうちで私が最も感動するのは、1964年10月10日の先の東京オリンピック開会式の映像である。当時、私は“社会人”になりたての若造だったが、この開会式の模様は今でも忘れられない。その当時の状況を描いた拙小説『啓太がゆく』の一部を引用させていただくとともに、選手たちの入場行進の映像をぜひご覧いただきたい。(2021年3月1日)
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過去の作品をまとめる必要が出てきたので、この場を借ります。ご了承ください。
http://blog.goo.ne.jp/yajimatakehiro/e/d266a10b35d3e5a9935ec572504fe899http://blog.goo.ne.jp/yajimatakehiro/e/7213aec67818d3273b7a2450f5109039http://blog.goo.ne. . . . 本文を読む
早朝に目が覚めると、藤吉はかぐや姫の膝の上に伏していました。先日も同様のことがあったのですが、さすがに藤吉はがばっと跳ね起きると、姫に向かって告げたのです。「姫様、今日は八月十五日です。こうしてはいられません! 全てのことが今日中に決まりますので、私はすぐに竹取の翁様のもとへ参ります」藤吉が息せき切ってこう述べると、かぐや姫が落ち着いた声で答えました。「藤吉殿、そうです。今日中に全ての . . . 本文を読む
「な、なにをするのですか? はしたないことは止めてください!」 驚いた藤吉が叫びました。「“はしたない”って何のこと? 藤吉殿、私はあなたを愛しているのです。それがなぜ悪いのですか?」かぐや姫は今度は白い両手を回し、藤吉の首筋にからませました。姫の熱い吐息が顔にかかり、藤吉は緊張のあまり息も絶え絶えになりました。芳(かぐわ)しい香りが辺りに満ちてきます。 すると . . . 本文を読む
かぐや姫はこのように言うと、さらに激しくむせび泣きました。藤吉(とうきち)は心配でなりません。思わず姫の両手を取ると諌めるように言いました。「姫様、あの頃のことはもうおっしゃいますな。過ぎた昔の話ではないですか。それよりも、姫様が月に帰るとはただ事ではありません。翁様にも嫗(おうな)様にもおっしゃっているそうですが、聞き捨てならぬこと。一体、どうされたのですか?」「藤吉殿、あと1ヶ月もすれば私は月 . . . 本文を読む
かぐや姫が宮仕えを拒否したことで、帝(みかど)の姫への好奇心はますます高まりました。こうなったら、意地でも姫に会わねばなりません。帝の権威、面子から言ってもこのまま引き下がるわけにはいかないのです。帝はいろいろ考えました。そして、出た結論としては、狩の行幸をする振りをしてかぐや姫の館に立ち寄れないかというものでした。これならばごく自然に、大げさでなく姫に会えるかもしれません。さっそく、竹取の翁を呼 . . . 本文を読む
石作皇子(いしづくりのみこ)は仏の御石の鉢を求めて天竺・インドへ行くのは、あまりに馬鹿げていると考えました。天竺へ行っても、宝物が手に入るとは限りません。それに、莫大な費用がかかることも確かです。しかし、かぐや姫となんとか結婚したいので、当分の間 姿をくらまし、天竺へ行った振りをすることにしました。そして3年ほど経ったら、仏の御石の鉢に似せたそれらしい鉢を持ってこようと考えたのです。次に車持皇子( . . . 本文を読む
<空想、夢想、幻想、妄想の物語。 2013年4月30日スタート>
むかしむかし、かぐや姫という美しいお姫様がいました。かぐや姫は竹取の翁(おきな)というお爺さんに見つけられ、その妻の嫗(おうな)の手元で健やかに育てられました。かぐや姫が見つかったいきさつは、以下のとおりです。竹取の翁は野山に入り竹を取っていましたが、ある日のこと、根元が光る竹を一本見つけました。不思議に思って近寄って見ると、竹の . . . 本文を読む