歴代の興行収入で“ナンバーワン”と言われるアメリカ映画の超大作。作られたのが1939年(昭和14年)だというのに、その壮大で迫力のある内容には驚くばかりである。子供のころ、この映画を観た時「これじゃ、日本はアメリカに(戦争で)負けるわけだ」と思ったものだ。また、長編カラー映画のパイオニアとしても知られている。アメリカの南北戦争を背景にしたその内容はあまりに有名なので省略する . . . 本文を読む
日本の大作曲家・高木東六が1942年(昭和17年)に出した曲。いわゆる“軍歌”で歌詞は時代錯誤の面があるが、メロディーは実にさわやかで美しい。 私が最も好きな曲の一つである。
空の神兵【戦時歌謡】「陸上自衛隊第一空挺団歌」 . . . 本文を読む
ギターを習う人はよくこの曲から始めるというが、1952年のフランス映画『禁じられた遊び』の挿入曲が『愛のロマンス』だ。映画は第2次世界大戦中にドイツ軍の爆撃で、両親を亡くした5歳のフランス人少女・ポーレットの物語である。詳細は省くが、全編に“戦災孤児”の悲しい運命が語られている。 そして、所々にこの『愛のロマンス』が奏でられているのだ。ポーレットは結局、孤児院へと連れられて . . . 本文を読む
1960年(昭和35年)の日米安保反対闘争時に、『インターナショナル』とともによく歌われたのが『国際学連の歌』だった。 日本の全学連は前年の1959年に国際学生連盟に加入したばかりだったから、より意識して学生にこの曲を歌わせたのだろうか。集会やデモ行進の時にこれを歌うと、自分らが“正義”を代表していると強く思ったものだ。今でもこの曲を聴くと闘志が湧いてくる感じだ。
国際学 . . . 本文を読む
『ケ・セラ・セラ』は1956年のアメリカ映画『知りすぎていた男』の挿入歌で、ドリス・デイがこれを歌い、一躍 世界的に有名になった。 ケ・セラ・セラは、スペイン語を変形させた「なるようになるさ」という意味で、ドリス・デイが歌ったあと、いたる所で使われるようになった。私もこの言葉が大好きで今でもよく使っている。この言葉には「世の中も人生も、全てはなるようになってきたし、これからもなるようにしかならない . . . 本文を読む
日本では『雪山讃歌』として有名だが、この曲は映画『荒野の決闘』のテーマ・ミュージックである。 映画は1946年に公開され、OK牧場の決闘をテーマに保安官ワイアット・アープ(俳優はヘンリー・フォンダ)らが登場し、当時の西部劇では最も評判になった作品だ。この中で、元外科医ドク・ホリディ(ヴィクター・マチュア)の許嫁者クレメンタインに扮したキャシー・ダウンズは、清楚で気品のある美しさで有名になった。まさ . . . 本文を読む
<以下の記事を復刻します。>
JASRAC・日本音楽著作権協会の本部(東京都渋谷区)
「音楽著作権」によれば、歌詞の引用は原則的に禁じられているという。私も以前のヤフーブログに、良かれと思って大いに歌詞を引用し紹介したのだが、それらが著作権を侵害したとのことでブログが全面削除された。しかし、これははなはだ疑問である。著作権法第32条にも「引用利用権」が明記されている。歌詞を引用・紹介して音 . . . 本文を読む
1957年のイギリス・アメリカの合作映画で、そのテーマ音楽である「クワイ河マーチ」は行進曲として有名だ。映画は第2次世界大戦中の1943年、日本軍がタイとビルマ(現在はミャンマー)の国境に鉄道を敷設しようとして、イギリス軍の捕虜を動員した話を元にしている。この橋は結局、脱走兵らによって爆破されるが、その経緯が映画の根幹になっているのだ。日本軍の大佐に扮した早川雪洲をはじめ、ウィリアム・ホールデンや . . . 本文を読む
『エーデルワイス』は私たちの世代だと、映画『サウンド・オブ・ミュージック』(1965年)ですっかり魅了された歌だ。祖国オーストリアを想って歌われた。あのジュリー・アンドリュースが忘れられない。 土居裕子さんが歌う。
https://www.youtube.com/watch?v=4IvKn3dfZwo . . . 本文を読む
1949年の香港を舞台にしたアメリカ映画で、主演はウィリアム・ホールデンとジェニファー・ジョーンズ。 妻と不仲な新聞記者が、あるきっかけで美しい女医と恋愛関係におちいるが、彼はやがて朝鮮戦争の取材中に命を落とすという悲恋物語だ(一応、実話を元にしている)。私事で恐縮だが、若いころ会社の同僚と英会話のレッスンを受けた時、先生から最初に教わったのがこの『慕情』の歌詞だった。その時は英語の歌詞を全部覚え . . . 本文を読む
昔、ピアノで・・・ある女子高生が私のために『乙女の祈り』を弾いてくれた。つっかえつっかえだったが、真心がこもっていた。今でも忘れられない。
乙女の祈り Maiden's Prayer . . . 本文を読む
1960年のフランス・イタリア合作映画で、監督はフランスのルネ・クレマン、テーマ音楽はイタリアのニーノ・ロータが作曲した。 貧乏な青年が友人である金持ちのドラ息子を殺して、その恋人と財産を奪うというストーリーだ。根底には貧乏人が金持ちへ抱く嫉妬、憎しみといった感情がうかがえる。その青年を演じたのが、フランスの新人俳優アラン・ドロンで、彼はその甘いマスクと、もの悲しい風情で一躍 世界的に有名になった . . . 本文を読む
筆者は若いころ単純だったので(今でも単純だが。笑)、「祭壇の前に立ち 偽りの愛を誓い・・・」の意味が分からなかった。ようやく意味が分かり、かえってこの歌が好きになったのである。 岸洋子さんが歌う。
http://www.youtube.com/watch?v=hgdd10szXc4 . . . 本文を読む
こういう“叙景歌”はもう消えたのだろうか。文部省唱歌で、1932年(昭和7年)の作品とされる。聴いていると心が洗われる感じだ。
牧場の朝・・・http://www.youtube.com/watch?v=OPdSbZbvPxY . . . 本文を読む
岸洋子さんはシャンソン歌手、越路吹雪のように華やかではなかったが、その歌声が好きだった。難病に苦しんで57歳で逝ったが忘れられない歌手だ。作詞・岩谷時子、作曲・いずみたく
https://www.youtube.com/watch?v=2oZYxUhR8FQ . . . 本文を読む