<2012年8月8日に書いた以下の記事を復刻します。>(1)哲学も信念もないこのところブロガーのご意見を聞いているうちに、野田佳彦(首相)という男の人間性に興味を持つようになった。まず思ったのが、この男は“人間失格”ではないかということだ。彼の有名な演説である「書いてあることは命がけで実行する。書いてないことはやらないんです」という言葉は、全く逆の結果になった。政治家は多少 . . . 本文を読む
<2012年6月17日に書いた以下の記事を復刻します。>大飯原発の再稼動について野田首相はゴーサインを出したが、消費増税に狂奔する姿と共に、彼はつくづく保守反動の“使い走り”になった感じがする。原発や消費税の問題をここで詳しく論じるつもりはない。すでに出尽くしている。要は、日本が「脱原発」へ進むのか、また国民に負担を強いる消費増税を止めるのかといった基本的な問題なのである。 . . . 本文を読む
<2011年7月に書いた記事を思い出したので、一部修正して復刻します>中国の温州で起きた高速鉄道事故は日本でも大きく報道されている。少なくとも39人が死亡、192人以上が負傷したというから大変な事故だ。事故の詳細をここで述べるつもりはないが、日本人から見ると、信じられないような驚くべきことが相次いでいる。 なにしろ、脱線事故直後に問題の車両を穴に埋めたり、わずか1日半で線路を開通させたりしている。 . . . 本文を読む
三度読んで三度泣いた碑文がある。福島県の二本松城にある「戒石銘」の碑文である。
戒石銘の碑
意訳すると「お前ら(藩士たち)がいただく俸禄は、民の汗と脂の結晶である。人民は虐(しいた)げやすいが、神を欺(あざむ)くことはできない」というものだ。 この碑文の精神を体すれば、全ての官僚・公務員は立派な“公僕”になれる。そして、あらゆる“税金泥棒” . . . 本文を読む
<最近また、日本と中国の戦争を画策する者がいるようなので、2009年1月14日に書いた以下の記事を復刻します。>
ジョセフ・ナイ氏
世の中は何が起きてもおかしくない。 国際政治というのは、一言で云うと“謀略戦”なのである。それは分かっているつもりだが、今回、アメリカのオバマ次期政権の下で駐日大使に任命される予定のジョセフ・ナイ氏が、過去に恐るべき謀略を画策していたこ . . . 本文を読む
<2017年3月17日に書いた以下の記事を復刻します>
国有地をタダ同然で売るとは(森友学園疑惑)、まったく呆れた話だ。われわれの“愛する国土”、日本国民のものである国土はいい加減に売ってはならない。大切に扱うべきだ。口では「美しい日本」とか「愛国心」を唱えながら、国有地をタダ同然で売るとは何たることか! それこそ売国土(ばいこくど)=売国奴ではないか!国民はこれを絶対に . . . 本文を読む
〈以下の記事を復刻します。〉
以前は、何か小論文を書こうと思ったらすぐに書けたが、最近は「集中力」が無くなってきたのか書けなくなった。歳だ(笑)。 ド・ゴールについて書こうと思っても書けない。アルジェリアの独立を認めたド・ゴールは偉大だった。左翼や中道政権がアルジェリアの独立を認めても、フランスは分裂、内戦状態になってしまう。 ド・ゴールは右翼や国粋派、軍人らから再三にわたって暗殺されそうに . . . 本文を読む
<2004年3月に書いた以下の記事を復刻します。>
1) 以前(調べてみたら、1993年だった)、NHKテレビの大河ドラマ「琉球の風」(原作は陳舜臣さん)を見た時に、私は強烈な衝撃を受けたことを覚えている。 もとより私は、沖縄(琉球)の歴史については素人であり、知っていないことが多い。
しかし、かつてそこに「琉球王国」があったことぐらいは知っていた。 その「琉球王国」が17世紀初頭(江戸時代 . . . 本文を読む
昭和天皇 終戦の詔書(昭和20年8月14日)
<現代語意訳文>
私(昭和天皇)は、深く世界情勢と日本国の現状とを考慮して、非常の措置によって事態を収拾しようと考えて、ここに、忠良なあなた方日本国民に訴える。私は、日本国政府に、アメリカ、イギリス、中国、ソ連に対し、その共同宣言(ポツダム宣言)を受諾する旨を通告させた。 日本国民の平和と安寧をはかり、世界との共栄を喜びとすることは、代々の天皇 . . . 本文を読む
日本の降伏のための定義および規約1945年7月26日、ポツダムにおける宣言
1. 我々、アメリカ合衆国大統領、中華民国主席とイギリス首相は、我々の数億の国民を代表して協議した結果、この戦争終結の機会を日本に与えることで意見が一致した。2. アメリカ、イギリス、そして中国の陸海空軍は、何度も陸軍、航空編隊の増強を受けて巨大になっており、日本に対して最後の一撃を加える体制が整っている。この軍事力は、 . . . 本文を読む
<以下の文を復刻します。>
竹下登元首相
ある人のブログにお邪魔したら、「怒らない人になる禅の習慣」についての記事があった。しばらく読むうちに、決して怒らない温厚な人になるのは自分ではとても無理だと思ったが、ふと、昔の政治家で決して怒らなかった人を思い出した。それは、元総理大臣の竹下登氏(以下、敬称略)である。そのころ自民党担当の記者をしていた私は、たしか竹下本人から「自分は決して怒らない . . . 本文を読む
<2015年10月に書いた以下の記事を、一部修正して復刻します。>
安保法・戦争法への政治闘争を見ていると、日本では完全に“ガンジー的非暴力・不服従運動”が定着したと言えよう。何を今さらそんなことを言うのかと思われるだろうが、かつての60年安保(1960年)、70年安保(1970年)の闘争を体験してきた筆者にとっては、21世紀の日本の政治闘争が非暴力・不服従型になってきた . . . 本文を読む
<2011年10月30日付の朝日新聞記事を要約した文章を、改めて復刻します。>
4日前の朝日新聞(2011年10月30日付)に、中国社会について興味深い記事が載っていたので、ぜひ紹介したいと思う。まだ読んでいない人にとってはきっと参考になるだろう。 中国は一言で云えば「金まみれ」の社会である。まず驚いたのが、「教師の職もカネ次第」というタイトルの中身だった。これは中国東北地 . . . 本文を読む
<2011年に書いた以下の文を復刻します。>
“中国残留孤児”(日本人、邦人)のことをたまたま思い出した。もうずいぶん昔のことだと思って調べたら、第一陣が正式来日したのが1981年3月と分かった。日中国交正常化が1972年だから、意外に時期が遅かったのではないか。いろいろ手間取ったのだろう。あの頃は毎年、中国残留孤児の話題で持ち切りだった。まだ戦後は終わっていないと思った . . . 本文を読む
<2015年1月20日に書いた記事を原文のまま復刻します。>
今年は戦後70周年だが、もし日本があの戦争に勝っていたらどうなっていただろう。そう想像するのは難しいが、少なくとも“引き分け”だったらどうなっていただろう。引き分けでも、たぶん「勝った、勝った」とお祭り騒ぎをして、ますます戦争の道を進んでいったに違いない。軍国主義がますます徹底し、戦線を拡大していっただろう。軍 . . . 本文を読む