<はじめに>今から30年ほど前には、地方分権の推進や首都機能移転、道州制の導入などが盛んに論じられていた。ところが、今はそういう声がほとんど聞こえてこない。 一方、その間に日本の人口はどんどん減りつつある。それでも良いという人もいるだろうが、21世紀中に日本がさらに発展し生まれ変わるには、私は「道州制」の導入が必要だと考える。以下に、2002年と2008年に書いた拙文を一部修正して載せておくので、 . . . 本文を読む
<この記事は2004年9月21日に書いたものですが、一部修正して復刻します。>
ド・ゴール
毛沢東
1) ド・ゴール(1890年生れ)と毛沢東(1893年生れ)・・・共に20世紀を代表する世界的な政治家だが、両者の生い立ちや経歴、活躍した環境などは余りにも違いがある。 フランスのド・ゴールは軍人出身で、右派の代表のような存在だが、中国の毛沢東はマルクス主義 . . . 本文を読む
(2002年11月に書いた以下の記事を、原文のまま復刻します。)
1) 私は自分の半生において、仕事上何百人という政治家と付き合う機会があったが、野中広務さん(自民党元幹事長)ほど印象に残っている政治家も珍しい。 この人の“親分”である故金丸信さんも実に印象深かったが、両人は対照的な雰囲気を持っていた。金丸さんは今時の政治家には稀だが、ほのぼのとした春風のような雰囲気 . . . 本文を読む
<以下の記事は2020年6月~7月にかけてまとめたものです>
〈前書き〉
前書きが長くなるかもしれないが、お許し願いたい。コロナ禍で国民に1人当たり『10万円の給付』が行われているが、これは公明党の山口代表が安倍首相に強く要請したのが大きな要因だったという。これによって、先の「閣議決定」が覆(くつがえ)ったのだ! こんなことは滅多にない。
もしこれが実施されなければ、公明党は自民党との連立 . . . 本文を読む
<以下の記事を復刻します>
私は天皇家・皇室は「京都御所」に戻るべきだと主張しているが、これにはもちろん理由がある。今の皇居は国民に開放されるべきだと言ったが、これは私の願望に過ぎない。問題は「首都」という概念である。私は日本の首都は「東京」だと思ってきたし、今でもそう思っている。しかし、そうではないとか、そう断定するのは間違っていると言う人がかなりいることが分かった。そこで少し調べ . . . 本文を読む
2016年4月に書いた以下の記事を復刻します。
<はじめに>
憲法改正の議論が高まってきたが、それならまず、天皇の地位、役割などを論議する必要があると思う。ここで個人的なことを言わせてもらうが、私は子供のころから、今の「皇居」は国民に開放されたら良いと強く願ってきた。徳川家がかつて江戸城から去っていったように、皇室も今の皇居から移っていくことを願う。しかも、皇室には別に「京都御所」という歴史的 . . . 本文を読む
<日本共産党は一昨年7月に創立100周年を迎えたが、2010年7月29日に書いた以下の記事を一部修正して復刻します。>
私は日本共産党(以下、共産党or日共も)の研究家でも何でもないが、この党について思っていること、感じていることなどを率直に書いていきたい。共産党は1922年(大正11年)に創立されたから、現存する日本の政党の中では最も古い歴史と伝統を持っていることになる。ちなみに、後で紹介する . . . 本文を読む
<以下の記事を復刻します。>
自民党は2012年4月に「日本国憲法改正草案」を発表したが、根本的な立法精神が完全に間違っている。末尾にその草案をリンクしておくが、主権在民・国民主権の精神が完全に失われている。 要するに、民主主義を否定する“反動右翼”そのものの憲法草案なのだ。21世紀に、こんな反動的な草案が出てくるとは、驚きと言うよりも呆れ返るばかりだ。特に第1章が問題だ . . . 本文を読む
<以下の記事は2013年1月10日に書いたものですが、参考までに復刻します>
森喜朗元首相が2月にロシアを訪問しプーチン大統領と会談するそうだが、それを前に民放テレビの番組で、択捉以外の国後、色丹、歯舞諸島の返還を求めるべきだとの考えを示したという。要するに択捉島を除く3島返還論だ。北方領土問題をここであれこれ言うつもりはないが、結論から言えば、2島でも3島でも返ってくれば御の字ではないか。 原 . . . 本文を読む
<2002年6月に書いた以下の記事を一部修正して復刻します。>
1) 我々が「政治」にいろいろの事を期待し、また善いものであって欲しいと願うのは当然のことである。 政治は我々国民の生活、安全、生存にとって重要な要素となっているからだ。 しかし、政治に“幻想”を抱くのは止めよう。 何故なら、政治の根本とは“利害得失”であり、国内政治においては&ldq . . . 本文を読む
(以下の文は2010年9月10日に書いたものですが、復刻します。)
2階の書棚を眺めていたら、まだ読んでいない福田赳夫氏(元首相)の『回顧九十年』という本が目に留まった。この本は15年ほど前、福田氏の卒寿(90歳)を記念して岩波書店から発行されたものだが、その記念パーティーでもらったまま中身はほとんど読んでいなかった。 昔、福田さんの番記者を3年やったので記念に . . . 本文を読む
<6年ほど前に書いた以下の記事を復刻します。>
最近、大阪維新の会が現代版「船中八策」の骨子を発表して話題になっているが、その中に、一院制を目指して参議院の廃止というのがあった。私はこれに大賛成である。今日は維新の会の政策面の話は止めて、参議院問題だけを取り上げたい。戦前、日本には衆議院と貴族院があったが、敗戦後、GHQ(連合軍総司令部)が日本国憲法の草案を作った時には、新しい日本は一院制が好ま . . . 本文を読む
<以下の記事は、2001年12月29日に書いたものです。以後、この考えは全く変わっていません。>
国旗と国歌について考えたい。 まず「日の丸」だが、これほど美しくて、純化され崇高な国旗は他にないと思う。一目瞭然、「日出づる国」日本を象徴するのにふさわしい国旗である。 我々国民は誇りを持って、「日の丸」を国旗として仰ぐだろう。しかし、「君が代」についてはどうであろうか。 この「国歌」は明らかに天 . . . 本文を読む
昭和天皇 終戦の詔書(昭和20年8月14日)
<現代語意訳文>
私(昭和天皇)は、深く世界情勢と日本国の現状とを考慮して、非常の措置によって事態を収拾しようと考えて、ここに、忠良なあなた方日本国民に訴える。私は、日本国政府に、アメリカ、イギリス、中国、ソ連に対し、その共同宣言(ポツダム宣言)を受諾する旨を通告させた。 日本国民の平和と安寧をはかり、世界との共栄を喜びとすることは、代々の天皇 . . . 本文を読む
日本の降伏のための定義および規約1945年7月26日、ポツダムにおける宣言
1. 我々、アメリカ合衆国大統領、中華民国主席とイギリス首相は、我々の数億の国民を代表して協議した結果、この戦争終結の機会を日本に与えることで意見が一致した。2. アメリカ、イギリス、そして中国の陸海空軍は、何度も陸軍、航空編隊の増強を受けて巨大になっており、日本に対して最後の一撃を加える体制が整っている。この軍事力は、 . . . 本文を読む