猫の肥大型心筋症
本日、大型台風18号が日本に上陸しました。
皆さまご注意くださいませ
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当ブログでは日常のように掲載される心臓検査。
自分の子は関係ないと思っていませんか?
2016年に行われた調査によれば
猫の死因
1位 『 慢性腎不全 』 / 2位 『 腫瘍 』 / 3位 『 循環器疾患 』
表記がまとめられているだけで、死因第3位なのです。
特に猫さんに多いのは 肥大型心筋症。
ではどうすれば心筋症かの判断ができるのでしょうか。
【 今すぐにでも出来る簡単チェック 】
・ 安静時の呼吸が1分間30回以上
・ 安静時でも呼吸が苦しそう
・ 歩くのがおっくうそうだ
・ 痩せてきた
・ 乾いた咳が出る
・ 歩くとふらつく
・ 口で息をする
・ 胸部や腹部のに膨らみを感じる(胸水・腹水)
・ 痙攣して失神する
・ 発作が起きチアノーゼになる
・ 後ろ足が立たない
上記のような事はありませんか?
心筋症の怖いところは、軽度~中度では症状を感知することは難しく
上記の症状がなくとも、心筋症の場合があります。
現在が正常なのかを把握するには検査しかありません。
気づいた時には重篤化し、命の危険がある病気です。
突然死と言われる中には、きっとこの心筋症が含まれています。
【 心筋症の確認 】
・ 聴診器での雑音確認
雑音が聞こえなくても心筋症の子はいるため
簡易確認となります。
・レントゲン検査(心臓の形や大きさを知る)
猫さんの正常な心臓の大きさは2-3肋間。
心臓が肋骨何本分の大きさかで見ます。
・心臓エコー検査
心臓の動きや比率等を知ることが出来ます。
上記によって不安な部分があれば心電図等他の検査も
追加で検査していくと、より把握できるかと思われます。
【 好発猫種と発症年齢 】
・ スコティッシュフォールド
・ ラグドール
・ アメリカンショートヘア
・ メインクーン
・ ペルシャ
・ ヒマラヤン
・ ノルウェージャンフォレストキャット
※ 順不同であり、発症しやすい順ではありません。
※ 好発すると言われるだけで、この他の猫種も発症します。
※ 上記猫種は特に遺伝性(家族性)発症が多いとされています。
※ 発症年齢は、高齢が多いとも言われますが関係なく発症します。
【 心エコー検査で何を調べるか 】
・ AO(大動脈) / LA(左心房) 比率
左心房の大きさの判定。心臓が正常に動かず逆流を起こしていると
左心房の拡張が進行するため、重症度評価のひとつとなる
当方かかりつけ病院では、1 対 1.5以下が正常値。
各病院や論文によって、正常値は前後します。
・ 心臓の短縮率(左室内径短絡率)
心臓の拡張時と、収縮時にかけて何パーセント収縮したかを知る数値。
心臓が正常に収縮し動いているか、逆流が起きていないかの確認。
当方かかりつけ病院では、35-65%以下が正常値。
各病院や論文によって、正常値は前後します。
・ 心臓の壁厚(厚み)
心臓の内部壁が厚くなると内部空間が狭くなり
血液の流れを妨害し1回で送り出す血量が減り
血栓も出来やすくなります。
血流が悪くなると、ふらつき・失神を起こすこともあります。
当方かかりつけ病院では、4-6mmが正常。
各病院や論文によって、正常値は前後します。
【 心エコー検査の方法について 】
通常、エコー検査にて身体に負担のかかるような事はありません。
動物病院によっては、猫のエコー検査は
『 鎮静(全身麻酔)や 毛刈り(機器を当てる部分の毛を刈る)等を
しなければ出来ないため、猫に負担がかかる 』
と仰る獣医さんもおられます。
こんな状態ですね (;-ω-A
保定がしっかり出来る飼い主さんや看護士さんのもとなら
鎮静は必要ありません。鎮静自体が身体に負担をかけるのです。
(我が家の威嚇娘も、鎮静無しで行なっています)
心エコーに慣れている獣医さんなら、毛刈りせずに検査出来ます。
しかしながら、急にこれまでの手法を変えてくださる
獣医さんもいらっしゃらないのが現実。
鎮静をかけるのが当然では無いことを、飼い主は知っておくべきです。
(鎮静無しで検査してくださる獣医さんを探しましょう)
【 心筋症と麻酔(鎮静)】
心筋症と知らず、手術等で全身麻酔をかけると戻ってこない場合もあります。
サマーカット等で鎮静をかける場合も、同様です。
前項にも記しましたが、逆を言えば、
心筋症か知りたいがために鎮静をかける
というのは、不思議な図(本末転倒)なのです。
【 抱き上げ方 】
心臓の悪い子は、普段も勿論ですが
慌てている 発作中や発作後・病院へ連れていく際にも
仰向けにさせず、猫さんの自然の体勢を維持して抱き上げてください。
普段、自分からヘソ天をする分には全く構いません (*゚ー゚*)
【 治 療 】
投薬で維持していきます。
胸水が溜まってしまう場合には利尿剤や
ドレーンの設置を行う場合もあります。
ストレスを与えず、激しい運動を避けるのも
治療のひとつになります。
【 血液による心筋症検査 】
心筋症かを確認する手段として、もうひとつあるのが血液による検査
NT-proBNP検査というもの。
我が家でも楓が行っておりますが、エコー検査でグレーだったから。
この度、院長先生からの打診により
現在エコーにて定期的に心臓の検査をしている子達全員を
この血液検査も順次行うことになり実施中です。
院長先生ご自身で、この血液検査の精密さを
データ化して把握されたいようなのですが
心臓まで定期的に調べる人はなかなかいないそう。
そこで我が家に白羽の矢が立ちました ( ´艸`)
病院と我が家との折半で、調べています。
この結果が、エコー検査と同等ならば
どこの獣医さんでも、鎮静・毛刈り無しの
血液検査で心筋症検査が出来ます。
簡易にでき、結果も信頼できるのなら
検査したかった!という方にも朗報ですよね。
この結果は、随時掲載していこうと思います。
【 その他 】
心筋症は完治が難しいとされ、幸運で完治。良くて維持。
そのため早期発見が一番です。
また当家の経験から、猫の心臓の大きさや、大動脈/左心房比率等は
猫の体重との関連もあるような気がします。
心臓病には、この肥大型心筋症の他
拡張型心筋症・拘束型心筋症・僧帽弁閉鎖不全症など
病気の種類もさまざま。
まずは調べてみて(- o -)ほっ・・・と出来るといいですね。
そして、年に一度でも定期的に調べることをお勧めします。
※ 肥大型心筋症についての最新情報をアップしております。
こちらをクリック!!
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【 保存版 】 猫の肥大型心筋症と血栓
★ 最後に 頑張れ リッチくん があります ★
= 迷子のお知らせ と お願い =
【 緊 急 で す!!】
スコティッシュフォールドの マルコ が行方不明になりました
※ 各所掲示物には電話番号を記載してあります。
※ 首輪は着けていません。
もしも、既にマルコを保護してくださっている方がいらっしゃいましたら
どうか生存確認をさせてください。
大切にされているなら、取り上げるようなことは致しません。
どうかご連絡をお待ちしております。
見かけた方は捕獲せず、情報を送って頂きたいです。(すぐに付近に捕獲器を仕掛けます)
yaizuneko@mail.goo.ne.jp までご連絡をお願いします。
ブリーダー崩壊より救出され、里親希望宅よりトライアル中に脱走しました。
生存救出数41匹の内、この子だけが 愛される事を知りません。
心残りです。再度、皆様のご協力をお願い申し上げます。
マルコ詳細はこちら → 迷子猫 マルコ
【 頑張れリッチくん 】
今日の心臓のお話しは、この子から。
ブリーダー崩壊より救出され
なかちゃん宅に里子に行ったリッチくん。
譲渡後直ぐに、肥大型心筋症が判明。
投薬を継続しながら、定期健診での結果は悪いながらも安定。
3ヶ月に一度の通院もしてくださっていました。
昨日の朝、なかちゃん帰宅時に口を開けて息をしていたリッチくん。
走って逃げたりは出来る状態だったようですが
すぐに通院し、即入院
まずは酸素室で呼吸を整え、検査とのことでした。
その後の経過は連絡待ちでお聞き出来ていませんが
どうか無事に帰宅出来ますように
皆さまからも元気玉を送ってください (人-ω-)゚*。★。*゚
崩壊っ子では、トラそっくりの姫ちゃんという女の子が
心筋症で命を落としています。
みなさまのお子さんも、どうか定期的に検査を!!
どうかマルコの情報へ繋がりますように (-人-)
下の写真をポチッと押して、ご協力下されば幸いです。
いつも応援をありがとうございます。 励みになります。
←ぽちっとニャ
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モカもバレンタインハートだったもんね (´A`。)
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ブリーダー崩壊より救出され
なかちゃん宅に里子に行ったリッチくん。
譲渡後直ぐに、肥大型心筋症が判明。
投薬を継続しながら、定期健診での結果は悪いながらも安定。
3ヶ月に一度の通院もしてくださっていました。
昨日の朝、なかちゃん帰宅時に口を開けて息をしていたリッチくん。
走って逃げたりは出来る状態だったようですが
すぐに通院し、即入院
まずは酸素室で呼吸を整え、検査とのことでした。
その後の経過は連絡待ちでお聞き出来ていませんが
どうか無事に帰宅出来ますように
皆さまからも元気玉を送ってください (人-ω-)゚*。★。*゚
崩壊っ子では、トラそっくりの姫ちゃんという女の子が
心筋症で命を落としています。
みなさまのお子さんも、どうか定期的に検査を!!
どうかマルコの情報へ繋がりますように (-人-)
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お手数をお掛けしますm(v v)m
お腹が少し弱い仔で、調子が悪かった時は病院に通っていましたが定期的な健康診断はしていないと思います。体調が悪くなってからでは遅いこともあるので、健康診断勧すすめてみます
リッチくん、心配ですね。
酸素をしてもらって楽になってるといいな。
大変なおもいをしてきた猫さん達、みんな幸せになってほしいと心から願います。リッチくんが無事に帰ってきてくれますよう祈っています
台風、こちらは雨もやみ風が少しあるくらいで静かになりました。
これからひめさんのいらっしゃる辺りは風雨が強くなってくるのでしょうか?大きな被害がでず過ぎ去ってくれるといいのですが、お気をつけ下さいね
ありがとうございますm(_ _)m
お忙しくて、中々パソコンに向かう事も出来ないかも知れませんが、なかちゃんの所へ
元気玉のコメントして来ました。
リッチくん、元気になって欲しいです。
ひめ様の愛猫っ仔にも、心臓に心配のある仔が
居るので、毎日が当たり前の何もない日が
尊いのですネ
ひめ様、毎日お疲れ様ですm(_ _)m
サプリで乳酸菌等が入ったものもあるので、オススメですよ。
病は腸の動きも関係があると言われているので、お腹の調子は馬鹿にできません。
そして心臓は、今日まで、さっきまで普通だったのに…と言うくらい
突然に襲ってきます。
リッチ君は病を理解して貰えて対処していて、前日まで普通だったのにという感じです。
我が家は元々犬屋敷でしたが、殆ど心臓病を抱えていたので怖さが身に染みて解ります(;ω;)
麻酔をかけない心臓の検査、どうか教えてあげてくださいね
リッチ君、胸水が溜まっていたようなのですが利尿剤で対応できるくらいで
なかちゃんも、一安心されていました。
しかし心臓は治るものではないので、この先も心配は尽きません。
応援ありがとうございます。リッチ君に届いて、早く退院出来ますように(>人<;)
こちらへの台風のご心配もありがとうございます
強風域に入り、雨風が強まっています。気をつけます!
小春母さまは、愛媛ですよね。被害はありませんでしたか?
台風一過となって、気持ち良い季節を楽しみたいですね
もちろん、わんこ様も
にゃん様の病気って、経験していないとなかなか詳しく知る機会がないので、凄く勉強になります
リッチくん、心配です
どうかすぐに退院して、お家に帰って来れますように
でもね、肩の状態が思わしくないので多分それで更新出来ないんだと思います。
きっとむぎ母さまからのコメントも、嬉しく読まれているでしょうね(^-^)ゞ
リッチくん、まだまだ威嚇っ子なので通院も投薬も大変だと思うの。
今は病院のごはんをガンとして食べないそうなので・・・
強制給餌も病院では出来ないらしく、早めの退院が出来るといいな
もしくは、リッチくんが折れてくれるかヽ(´o`;
私も希喜と、もっと意欲的に仲良くならなくちゃ!!と改めて感じました
何もない普通の日が一番幸せです(*゚ー゚*)
何か起きた時に、それがどれだけ貴重な時間だったかと思い知らされるもの。
心臓はひとごとではありません。MIXちゃんだって当然のごとくあります。
ぜひ、むぎちゃんも調べてみて下さいね
しかしなりやすいと言われるだけで
MIXさんも罹るという事実を忘れちゃダメですよね。
病気って絶対に罹りたくないけれど、沢山ありすぎて自分が体験しないと
深く見つめる事ってまずないですよね。
そして自分が理解しているのと、人に伝えるっていうのはまた違って
私も今回、勉強になりました
苦しい思いをする子や、悲しい思いをする飼い主さんが減って欲しい
知らずに亡くすのは、後悔もハンパないです
ただそれだけのための記事なので、ひとりでも多くの方が
目を向けてくれたらと願います。
心臓病でも、早期なら投薬で長生きだって出来るんだもの。
リッチくん、想像よりは症状も軽かったようです。
しかし病院食を食べない+。・(Pд`。q)゜。+タベロ!
早々に対応してくれたお母さんの思いに応えて欲しいです
忙しい中、すぐに気付いてくれたお母さんのためにも頑張るんだよー💪
これからの長い長い猫生のために
元気玉=======
エコー検査、うちの猛獣は鎮静なしではとてもできそうにありません💦
調子が悪いと冷たい場所に行くと言いますが
もしかしたら、帰ってきたお母さんに異変を伝えたかったのかもしれません。
でも、顔を見たら
ぴゅ~っ っと逃げて行ったそう
お利口なリッチくん&素早いお母さん なので、ゴハン食べて欲しいなー
元気玉よ届けーっo(*≧□≦)o
ところでコフちゃん、タオルでおくるみした事あるのかな?
検査で必要なトコだけ出して、お顔からお尻までつつむの。
希喜でも大人しくなるよ~(ノ´∀`*)
血液での心臓検査に精密さがあれば、採血でOKなので掲載していきますね♪♪
・・・って採血はしたことあるよね?やっぱ暴れるのかな?
心臓の怖さが記事を読んでいて、
よくわかりました。
当たり前の毎日がどれだけ大切かも。
信頼できる病院を探し、挫けて、また、
起きあがりの日々ですが、絶対に負けないぞ!と闘ってます。
ひめさんの記事をいつも、参考にさせてもらいながら、獣医師さんに質問して。
どうか、みんニャが元気で幸せになれますように!
おは、もな日記をつけだして、2日間でも色んな変化があるんだなぁと思いました!
ありがとうございました😊
結婚してからの初ワンコさんは、7歳で心筋症が発覚し
投薬で寿命を全う出来たと思います。
長期の投薬はそれなりのリスクもあるのですが、何も対処しなければ
もっともっと短い命だったと思います。
リッチくんもずっと定期検診を行なって貰っていたし、把握してくれていたからこそ
今回も〝これはマズイぞ!〟とその後の対応も早くして貰えました(*´ω`*)
持病を知ってあげるって大事ですね。内臓は見えないもの。
おは、もな日記。文字にして起こしてみると、頭で思ってた以上に
明確に残せたり、後の病の発覚時にとても役立つと思う(・∀・)
この子はこんな事するとハァハァするんだとか、換気すると咳が出るとか。
私はブログに起こしてしまうのですが、やっぱり気になった事は記録時までメモります_φ(・_・
通院時にどの先生に何を言われたのかとか、体重体温も記録しておくと
変化に気づきやすいよ
リッチくんとよく似た容姿のこたま、現在のところ心臓には異常はないのですが(外注検査済)、いつ罹ってもおかしくないと思います。検査は続けたいです。
心臓の問題があるのはもう一匹の方、エジプシャンのショコラですが、リッチくんとは違って拡張型心筋症。拡張型は以前よりも減っているそうですが、細いタイプの子が先天的になりやすいんだそうで。
現在は、心臓と肺の癒着で、肺が半分くらいしか膨らまないので、心拍数が早く、酸素室をレンタルしています。
ただ、酸素室に入ってくれないんです。入れると嫌がりって出たがります。嫌がるくらいなら入れなくてもいいのかなぁ、なんて思いますが、どうなんでしょうね。
現在正常数値なのは、本当に嬉しいです(*゚ー゚*)
今、この検査の精度がどうなのか我が子で調査しています。また参考まで♪♪
心臓も定期的に調べないと変化がありますよね。
ショーちゃん、本当に頑張っているもの
拡張型は、肥大型の逆で心臓壁が薄くなってしまいますね(´A`。)
ぴっちや姐さんがそうなのですが・・・細くないぞ
これまでの栄養などにも左右されるのが心臓。怖いです
肥大型の方が、どの子でもなりやすいですね
酸素室、導入されたんですね。
普段一日の内、少しの時間でも(ごはんの時間とか)ケージに馴れて貰えると
こういう時にも楽なのでしょうけれど、自由にのんびり暮らせていると
狭い空間はストレスになってしまうので、また怖いですね(T ^ T)
こたまちゃんの看護の元、ショーちゃん頑張れ!!