週末の帰りの飛行機で。話題の本『千円札は拾うな。』、安田佳生著、を読みました。道端に千円札が落ちていれば誰でも拾いたくなる、でもそんな「志」（こころざし）の低いことでは人生の成功など望み得ない、というのが本書の主張でありタイトルの由来でもあります。ざっと目次を追ってみると、「勤勉は悪、努力は報われない」、「残業をやめれば給料は増える」、「自分で出来ることは自分でしない」、「売り上げを伸ばすために顧客を捨てる」、「大切過ぎる顧客は作らない」、「まず借金から始めよう」、「晴れた日こそ傘をさす」、「似合うスーツは選んではいけない」・・・いちいちが逆説的で常識を否定します、挑戦的でさえありますが中を読むと説得力に富むものばかりです。要は、慣れ親しんだ自分の習慣、僅かな成功体験を固守しながらそれを伸ばそうとしても限界がある、先ず自分の過去や経験、常識を全て破壊、リセットして新たに出直せるか、その勇気と決断があるかが将来を左右するというのです。若い女性に向かって、恋人を作るなら「彼女のいる男」を探せ、フリーの男などいい男のはずはない、10人も狙って渡り（予約？）をつけておけばいずれ半分くらいは（ごたごたで）チャンスが出てくるものだ・・・という類（たぐ）い、わかったような、参考にもなりそうな。
でも私は結構、シリアスに多くのことを学びました。読んだ者、勝ち。
でも私は結構、シリアスに多くのことを学びました。読んだ者、勝ち。
