衆議院議員 原田義昭Blog

自由民主党衆議院議員原田義昭(福岡5区)が国会での論点、世間で話題になっている事や身近な話題まで率直に論じます。

横田めぐみさん案件。「拉致問題」と私。         5月18日(木)

2006-05-19 20:20:29 | Weblog
  北朝鮮拉致被害者横田めぐみさんの父滋さんが韓国に出掛け、めぐみさんの夫とされる金さんの家族に会いましたが韓国政府はえらく冷淡だったと報じられています。要はこの件が非常にポリティカル(政治的)に扱われているということ。北朝鮮との融和に気遣っていること、国内に他の多くの拉致被害者がいること、日本との緊張を緩和したくないこと(反日は選挙に有利?)、国民が非常に冷めていること、などがあるようです。冷たい仕打ちと批判する向きもありますが、これとて人のことばかりは言えません。日本では今や人道問題として当たり前のようになっていますが、ほんの2,3年前までは政府どころかマスコミも革新政党なども鼻も引っかけない状態でした。20年近くの必死の運動があって初めて今日の認識になったのです。きっと韓国もそのうち真に人道的立場からこの問題に取り組んでくれるものと思います。

  ところで古い話しになりますが、4年前の平成14年5月、連休を利用して私は単独でアメリカの政府や議会を訪ね、この北朝鮮の「拉致問題」を要人たちに訴えました。彼らは一様に驚き、今時そんなことが起こりうるのかと何度も問い返しました。「ケリー国務次官補」が最初の会見相手でしたが、その彼が実に1年後に北朝鮮問題6か国協議の米政府代表として拉致問題も担当するようになったのには吃驚したものです(2002年5月訪米報告日記一昨年6月24日、参照)。また更に先んずること平成11年12月、私は自民党代表として対北朝鮮ミッションの中にあり村山元首相らと共に北朝鮮側と対峙しました。当時は「拉致」という言葉は禁句で「行方不明」という言葉を使っている時期でした。私は断固として強行発言を行い会議ではえらく顰蹙(ひんしゅく)を買ったような気がします。(1999年12月北朝鮮報告日記一昨年2月29日、参照。)
  いずれも遠い思い出となりました。


  ※原田義昭公式サイト  http://www.y-harada.com/
  ※エレログ       http://www.election.ne.jp/10375/

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