衆議院議員 原田義昭Blog

自由民主党衆議院議員原田義昭(福岡5区)が国会での論点、世間で話題になっている事や身近な話題まで率直に論じます。

中国大使との会見            3月25日(土)

2006-03-26 10:08:58 | Weblog
 去る3月22日、私は王毅中国大使を大使館に訪ね会見しました。先週初めから申し入れを行いようやく実現したものです。ホームページ公開がおくれたのは官邸、党など首脳部への報告を済ませる必要があったからです。
  私はまず中国李肇星外相の「愚か、不道徳」「ヒトラー、ナチス」などの不適格発言(日記、3月8日参照)が日本国民の尊厳を大きく傷つけたとして厳しく抗議をしました。その上で昨年5月に突然の帰国をした呉儀副首相の行為といい「礼節の国」中国にとって今や国際的礼節はどこに行ったかと問いました。大使はこの発言はドイツ首脳の言葉を引用しただけだと答えましたが苦しい弁解に過ぎません。東シナ海での天然ガス田協議について、中国は新たな対案を出してきましたが尖閣諸島の領土問題を絡めるなど日本が検討するに値いしない代物で、中国に真面目に解決する気はないのではと問いました。「靖国問題」についても、これは日本の「内政問題」であり他国が干渉すべきものではないこと、参拝は心の問題,死生観の問題であること、日本は戦後60年間戦争の反省と謝罪をしながら平和主義を貫いていることなどを説明しましたが、A級戦犯は別であると譲らず(もちろん)納得を得ませんでした。日本では極く限られた愛国者的人々が靖国参拝を支援しているのではという大使の認識にはいささか驚きました。首脳が会うことについては事務折衝が済まない限り難しい、会っても解決しないなら意味が無いという。政治指導者というのは解決の目処をつけるために活動するものではないかとの私の主張と平行線。
  反日暴動、大使館投石、潜水艦侵犯問題など正式な謝罪も済んでいないこともとりあげ激しいやりとりをしました。頻繁に会える相手ではありませんので、この際に言うべきことはしっかり言ったつもりであります。それでも会見は紳士的に行われ、最後には両国とも関係改善には全力で努力しようと握手して別れました。


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