アメリカに見る「民主主義」 7月1日（火）

　　アメリカ大統領選挙も煮詰まってきました。オバマとマケインはすでにオバマがリードしているという。共和党マケインはブッシュの失政を引き継ぐ形になるので容易ではない印象です。民主党のクリントンもすっかり消えてしまった、しかもオバマの応援をするのに何十億円も溜まった選挙費用（借金）をオバマから支援してもらうことの見返りとしている(報道）とあっては、つや消し、どころか日本流では壮大な選挙違反とも思えるのですが、かの国の民主主義はどうなっているのか。大統領選挙は本来これからが本番ですがなにか予備選が激しく面白過ぎたため現地も少し興ざめしているのではないでしょうか。アメリカの大統領選挙とはただ（高額な）テレビに踊らされるだけのお祭りという感じもします。
　　「民主主義」と誰しもどこの国も口にしますがその内容たるや殆ど定義が無いに等しく、思い勝手なものを都合よくそう呼んでいるだけといえます。北朝鮮が自国を正式に「民主主義人民共和国」と呼んでいることをみれば説明は要りません。「政治学」的には「民主主義」と「平和」くらい都合よく遣われ故に意味の無い概念はないといわれる所以（ゆえん）です。せめてわが国の政治くらい「真の」民主主義といきたいものです。