親父の事務所をそのまま使っている。親父は自分が札幌にUターンして戻ってきた時には、既に工務店をたたみ、引退していた。だから親父と一緒に仕事をしたことは無い。自分が小さい頃から手伝いをしてはいたが。今バナキュラーを考えるようになり、最近親父とよく話す。40年以上前からの札幌の住宅の変遷を詳しく教えてくれる。貴重な話だ。
親父の机も使っている。特に整理もせず使わせてもらっているのだが、未整理の工事写真が出てきた。白黒の写真であるから、それこそ40年近く前の写真か。勾配屋根である。そろそろスノーダクトが登場する頃か。
他にも沢山ある。時代を運んできたものたち。日の目を見せてあげたい。
親父の机も使っている。特に整理もせず使わせてもらっているのだが、未整理の工事写真が出てきた。白黒の写真であるから、それこそ40年近く前の写真か。勾配屋根である。そろそろスノーダクトが登場する頃か。
他にも沢山ある。時代を運んできたものたち。日の目を見せてあげたい。
チャしもも仕事は違うけど父と話してると勉強になります。
仕事精神は見習いたいです。
この写真を見た私は前川國男の自宅を思い出しました。たてもの園にある自宅は確か戦時下の建築で、資材がないことが却ってあのすばらしさを生み出す力になった、と聞いています。
この建物はこの骨の上からどんな肉付けがされたのか。興味が尽きません。
父から学ぶことは仕事に関すること意外にも沢山あります。そしてまた、人としてレベルアップする為に自分も親になる。同級生達を見ていると分かるのですが、そこが自分には足りないところですね。
小学校教諭の友人とよく話すのですが、生徒達に作文や工作をさせる際、制約が有れば有るほど良いものが出来るというのは実感出来ますね。
お宝は発見するのですが、それをまとめる骨子もまだ出来ず、苦労しております。
出来れば建築だけに特定するのではなく、クライアントとの関わりや、クライアント自身の考え方なども一緒にお聞きしておくといいと思います。
以前新潟大学のある教授が、下町(しもまち)の町屋の空間構成に魅力を感じて調査をされたそうですが、そこに住む人の歴史、例えばご先祖様から伝えられた物語のようなこともヒヤリングしていますかと聞きましたら,NOという返事でした。
住宅は特に住む人の気持ちを汲み取ってつくるものですから、お聞きしておくと何かの折役に立つかもしれません。老婆心ながら。