DOCOMORO100

モダニズムだけじゃない建築ブログ

建築においても大きな転機 ’05総括part2

2005年12月29日 22時10分06秒 | 建築論
 本当に何気なく始めたブログであった。何せ友人と道東・道北ツーリングの最中に見たNHK教育の番組がきっかけだったのである。それが8月の事。penkou師にTBを頂いて初めは何かの間違いか、別の方が送ってくださったのだろうと思ったのだ。が、しかし何と御本人から!本当にびっくりした。
 
 押しかけ弟子を決め込み、半ば無理矢理お会いして頂く感じ?(笑)で上京した。お会いした師匠は、ブログ通りの素晴らしい方だった。建築もそうだが、まず人としての生き方から教えていただいている。そしてバイタリティなど見習うところを沢山お持ちの師匠である。(実は、自分は人生の先生にはとても恵まれている。BOXINGの小林弘会長もそうだったし、少林寺拳法千駄ヶ谷道院、札幌芝道院の先生、ギターの師匠もそうだ。バイクの先生も。)自分は建築の世界で生きていくのだから、この出会いは本当に一生の宝だ。大切にしなければ。
 
 さて、この出会いを機に、自分の中で急速にモダニズム建築の占める割合が増大していく。それまでは他の年代の建築と変わらない(ひょっとしたら少ない?)くらいの興味であったのが、まずは「視なければ、調べなければ」の連続で今まできて、おかげで自分の中の建築観が大きく広がっている。そして「やはり、歴史を学ぶことはとても大切なんだ」と改めて認識できた。これを、自分の設計にも生かし、若い世代にも伝えていきたい。
 
 師とのやりとりでも、よく出るがこのブログという媒体は本当に無限の広がりをみせ、様々な方達と出会わせてくれる。TBをくださり懇意にしていただいているかるさんやチャしもさん、武田さん。古くからの友人K君や沖縄のUさんも、感想などを聞かせてくださる。最近ではてつりうさんという芸術の達人からTBをいただいた。そして、てつりうさんのサイトでこれまた何気なく“ポチッとな!”と押したコメント欄の方がモダニズム建築の達人、遊行さんだった。この方のサイトにも心底感服させられ、恥ずかしながらコメントを残したところ、親切にもお返事を頂き、現在に至る。師と遊行さんとの三つ巴のバトルロイヤルはとても楽しく、有意義で身になる。
 
 さて現在、モダニズムに関して、お二人に比べると知識も不足気味で旗色が悪い。これはちょっと奮起し、更なる勉強をしなければ。写真はクリスマスイヴに撮ったレーモンド氏の「札幌聖ミカエル教会」である。雪の中の教会も札幌らしくて良い。施工した上遠野先生邸を視るのを生徒達と本当に楽しみにしている。

「札幌聖ミカエル教会」
設計者:アントニン・レーモンド 竣工:1962年 札幌市東区北19条東3丁目
 


最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ただただ汗顔の至りです (遊行)
2005-12-30 00:09:05
自分の友人身内仲間だけでの閲覧だから気軽に、と思っていた私に丁寧な感想を寄せてくださり、びっくりしてうかがうようになりました。

色々なことを教えていただいたのは、わたしの方です。



全く客観性のないわたしを色々と導いてくださったおかげで、脳の薄皮が一枚剥がれたような感じがします。



いよいよイタリアですね。お気をつけて。

来年もよろしくお願いします。
返信する
こちらこそ (xwing)
2005-12-30 01:14:19
よろしくお願いいたします。

 イタリアは、遊行さんも行かれたミラノとローマですが、テラーニとスカルパ(まさにモダニズムとその後)を堪能してまいります。写真を沢山撮ってここで公開したいと思います。
返信する
来年もよろしく (かるまんぼう)
2005-12-30 23:29:51
懇意にしていただいているのはこちらのほうで・・・。

ブックマークの紹介欄のコメントにドキッ!

遅ればせながらステキな紹介文をありがとうございます。

自分の思いの丈を出来るだけ忠実に文字に置き換える作業は

えらくシンドイものですが、今後も精進していきたいと思っておりますので

来年も変わらず、おひきたて下さいませ。

返信する
こちらこそ (xwing)
2005-12-30 23:46:48
よろしく、お願いいたします。文章を書くのは、本当に大変な作業だと思います。特に限られた(短めにする)長さにするのは。自分はてんで駄目ですね。来年も良い記事を楽しみにしております。
返信する
良い年にしましょう (penkou)
2005-12-31 18:32:18
後わずかで新年を迎えます。今年は建築界だけでなく人間社会に色々なことがおきました。僕の親しい写真家から、人の心の闇が露呈したやりきれない年だったと葉書が来ました。確かに何か漠然とした不安感があります。

しかし素晴らしい人との出会いがあり、未来に希望を持てる事象もありました。きっと来年はいい年になるでしょう。

どうも師といわれるとなんとなく居心地が悪い!僕の方が余程MOROさんから刺激を得ましたしブログの友人も紹介していただきました。

来年も、と言っても数時間後ですが、よろしくお願いします。2月にお会いできるのが楽しみです。
返信する
親愛なる気持ちを込めて (xwing)
2005-12-31 23:02:52
遊行さんも私もpenkou師と呼ばせていただいているのでもう変えられません!(笑)それに、後進を導く責任がそれぞれの年代の人にあるのです。これからも宜しくお願いいたします。

 来年は今年よりも更に良い年にしたいです。2月は本当に楽しみにしております。
返信する

コメントを投稿