DOCOMORO100

モダニズムだけじゃない建築ブログ

ビルの谷間のロマネスク

2006年12月10日 20時48分57秒 | 建築
 11世紀頃の教会建築の様式ロマネスクが近代の札幌に蘇った。「日本基督教団札幌教会」が建てられたのは明治37年のことである。小さな袖廊が付きじつに可愛らしい教会だが、札幌軟石を使用し、陳腐な言い回しだがハリーポッターにでも出てきそうな建物だ。
 札幌市内を歩くと、まだこのような建築が突然現れたりする。函館や小樽であれば、よく見られるのだが。

 今の季節の教会建築には、クリスマスのミサへの参加を誘う掲示を見ることが出来る。勿論この教会でも掲示してあった。そういえば昨年のクリスマスイヴにはレーモンドの教会を訪れたのだった。1年経つのが何と早いことか。

「日本基督教団札幌教会」
設計者:間山千代勝 竣工:1904年 札幌市中央区北1条東1丁目2-4