40歳からの子育て~テキトウ編~

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ヨーロッパ一周編:14日目 ローマ散策

2005-08-04 21:59:12 | 旅日記('88-'02)
●1989年7月25日(火)
 運よくYHに3連泊予約ができ、ゆうべはYHに泊まった。
 きのうの午後は、案内所にいっしょに並んでいて同じく3連泊する香港人2人、スペイン人2人の計5人でコロッセオ、フォロ・ロマーノあたりを暗くなるまで歩きまくった。
 みんなで食べた街角の量り売りピッツァ(エビがたくさんのっていて生地は薄かった)もとてもおいしかった。夜はYH内のバーでおしゃべり。

 今日は午前中、まずメトロでチネチッタ(映画製作所)に行ったが、やはりというか、中には入れず、外から見ただけだった。

  そのあと行ったバチカン市国では、ローマは仕事でしょっちゅう来ているから詳しいというフランス人のおじさんが話しかけてきて、無料でガイドをしてくれた。
 建築家だそうで、サン・ピエトロ寺院内の建築様式などをものすごく詳しく説明していたような。そして1日貸切りレンタルバイクで高台に連れて行ってくれた。眺めも美しかったが、実はバイク乗りの方が楽しかった。見どころを歩いて回るとバチカンだけでも1日かかると聞いていたが、バイクだと早い。思いがけずガイド兼運転手に出会えてよかった。

 「日本人はヨーロッパに来ると、スリやひったくりが多いといって警戒、委縮しすぎてしまう。確かにジプシーの子供たちなどには気をつけなければいけないけど、多くの人は親切でいい人なんだから過剰に警戒しなくてもいいんだよ」と、そのおじさんは何度もいい、思い出にバチカンのキーホルダーと絵はがきをくれた。

 バチカンからテルミニ駅に戻り、シチリア行き列車の予約をするために並んでいると、日本人の同い年くらいの女の子が予約のことについて尋ねてきた。彼女も15日間のひとり旅をしているところで、今日ローマに着いたばかりだというので、2人で近くの骸骨寺に行くことにした。

 ひんやりとした教会の内部にある5つの部屋には、どれも人骨の部位で壁や天井を飾りつけてあり、約4000人分もの骨がたったこれだけの空間におさまっていることを思うと、敬虔な気持ちというより、空しさを覚えた。
 同行した彼女は教会をメインにして歩いているという。「教会内の絵やキリスト像をよく見ると、行く先々でその殺され方、血の流れているところが少しずつ違っているよ」と教えてくれた。そういう視点で見ていくというのもおもしろい。

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