国際体操連盟(FIG)が、男子の1種目におけるワザを減らす決定をしました
・時事通信
来年から、跳馬以外の5種目で10→8に減らすルール変更を決めたそうです。ケガのリスクを減らすことが主な理由。2015年から議論していたとは知りませんでした。これによって難度追及が減る、E得点が重要になる、などの推測も出ているようですが、実際はどうでしょうか・・・
パリ五輪個人出場の「次点」の選手
出場を個人で決めた選手が、ケガや病気、その他の理由で欠場する場合、昨年の世界選手権(アントワープ)の個人総合予選「次点」から繰り上がり出場します。
・アイサイド(仏)が種目別で決めたため「開催国ワク」が消え、エルガシェフ(ウズベキスタン)が入りました。
・女子の欧州選手権でブラッサート(ベルギー)が決めたため、ピンクステンが対象外に。ただし、同じ国の選手が欠場する場合は対象になります(これより上位にもそういう選手がいると思います)
前回は北朝鮮とキューバ、リコビツキー(ベラルーシ)の「辞退」で複数が繰り上がったはずです
・ケガでもないのに辞退したリコビツキー(過去記事)
来年の世界選手権は、インドネシアのジャカルタで開催されます
・Gimnasia Latina
・FIG
2025年10月19日~25日
米国のニューオーリーンズだった気がしますが、いつの間にかジャカルタになっていました。2018年にアジア大会を開催したこともあるそうですが、世界選手権の東南アジア開催は珍しいと思います。詳しい日程、使用器具メーカーなどが未定であることを考えると、急に変更になったのでしょうか?
<今後の世界選手権>
2024年 なし(パリ五輪開催のため)
2025年 ニューオーリーンズ(米国) → ジャカルタ(インドネシア)
2026年 ロッテルダム(オランダ)
2027年 成都(中国)
五輪翌年の世界選手権では通常、団体はおこなわれません。
種目別ポイントによるパリ五輪出場権がすべて決定し、国際体操連盟(FIG)が発表しました
・FIG
なかなかにわかりづらいので日本語でまとめますと、
ゆか
リュ・シュンヒュン(韓国)
アウレル・ベノビッチ(クロアチア)
あん馬
アーマド・アブアルスード(ヨルダン)
ネリマン・クルバノフ(カザフスタン)
つり輪
バハーン・ダビチャン(アルメニア)
サミル・アイサイド(仏)
跳馬
石偉雄(香港)
マーディ・オルファティ(イラン)
平行棒
アンヘル・バラハス(コロンビア)
ラスリオン・アブドゥラヒモフ(ウズベキスタン)
鉄棒
唐嘉鴻(台湾)
ロベルト・ツボルガル(リトアニア)
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跳馬
アン・チャン・オク(北朝鮮)
バレンティナ・ゲオルギエワ(ブルガリア)
段ちがい平行棒
ジョージア・ローズ・ブラウン(ニュージーランド)
レビ・ルイビバール(フィリピン)
平均台
ニナ・デルウェル(ベルギー)
丁華恬(台湾)
ゆか
シャーリーズ・モルツ(オーストリア)
ラウラ・カサブエナ(スペイン)
となり、男子の「開催国ワク」が消滅し個人総合次点だったカビブロ・エルガシェフ(ウズベキスタン)が繰り上がりました何か意外な国もちらほら。
残りはアメリカ大陸とカリブ諸国を除く「大陸ワク」男女各4人と、「ユニバーサリティーワク」(FIG推薦)の男女各1人を残すのみ。ブラウン(ニュージーランド)が種目別で決めたため、オセアニアの女子ワクに影響が出そうです
*カタカナ表記に誤りがあった場合は、ご容赦願います。