「WHITE GOD」ホワイト・ゴット 少女と犬の狂詩曲。というハンガリーの映画を拝見しました。
2014年のカンヌ国際映画祭で「ある視点」部門グランプリと、優れた演技をした犬に授与されるパルムドッグ賞のW受賞をしたそうです。
内容は、犬と少女の感動作、という感じではなく衝撃的な感じでした。
こちらが映画のパンフレットです。
この映画に出演した約250頭の犬たちは、ほとんどが保護犬だったそうなのですが、とてもイイなぁ、と思ったのは撮影終了後にコーネル・ムンドルッツォ監督らが犬の里親を募ったところ、全ての犬たちが施設に戻るコトなく無事、飼い主さんが決まり引き取られたそうなのです。素晴らしいです。
美バレエ的チャリティオープンクラスでも、みなさまからお預かりした参加費を動物保護団体に寄付させて頂いていますが
里親さんを見つけるのはとても大変な作業で、その中でたくさんの方々が関わり、スタッフの方々の様々なご苦労もあり、やっとやっと里親さんが決まる子もいる、という道のりで、1年間を通しても250頭もの犬の里親さんを見つけるのはとても難しいコトだと思います。
この映画出演をキッカケに、250頭もの犬の里親さんが見つかった、というコトは本当に素晴らしいと感じました。
ブタペストの街を250頭の犬が走り抜けるシーンがとても印象的でした。CGを使わず、実際に道路を封鎖して撮影したそうなのです。
ストーリーの中では楽しいシーンではないのですが、走る姿が自由で気持ち良さそうで、思わず、美しい!と思ってしまいます。
日本でも、映画を通じて犬たちが幸せなご家族と出会えたりしたらいいのになぁ、と願います。