ほんわか亭日記

ダンスとエッセイが好きな主婦のおしゃべり横町です♪

ご近所のおじいさん

2019-04-04 | 日記
2019年4月4日(木)

夕方、洋裁教室から帰って来たら、しばらくして、ピンポ~ン。
インターフォンを見ると、制服を着た人が、
「派出所からきました」
と、言っている。
警察官・・?と、思ったけれど、その人は、すぐ、背中側を見せて
立ち、なんだか、本物かどうか・・?
何者?と少し疑いながら、ドアを開けると、警官は、本物だった。
「ちょっと、お聞きしたいことが・・」
と、言うので、てっきり、一軒家の頃、何年かに一度来る、
家庭調査のようなものかな・・?と、思ったんだ。

けれど、彼は、
「同じフロアの高齢者の方が、亡くなっているのが、発見されまして」と!!
お付き合いは無く、お名前も存じ上げなかったけれど、時々、
買い物に行くのに、エレベーターで乗り合わせたことがあるんだ。
穏やかな感じの方だった。
「お一人暮らしのようで・・」と、言うと、なんと、おばあさんと
二人暮らしだったんですって・・!!
「知りませんでした・・・」
おばあさんは、足も目も悪く、家から出ず、おじいさんが、買い物や家事を
やっていたそう。
ところが、おじいさんが倒れ、亡くなったそう。
おばあさんは、おじいさんの身体を揺すっても、反応が無いので、
廊下に出て、同じ階の部屋のインターフォンを鳴らして回ったそう。
・・・ああ、おばあさんの姿を思うと、いたましい・・。
ウィステは、洋裁教室へ行っていたんだ・・。
四角い回廊のような廊下の真反対側だったから、ウィステのところまでは、
いらしていないと思うけれど・・。
インターフォンに出たお宅があったと聞いて、ほっとした。
でも、その方も、おばあさんを見たことが無く、
「どこのおばあさん?」と、思ったら、おばあさんが、自分の部屋に
戻って行ったので、様子が変と、付いて行ったら、おじいさんが倒れていたと・・。

事件性が無いか、確かめるためか、警官に、
「大声で騒いでいるようなことがありましたか・・?外から来た人とか」
と、言われても、そんなこと、まったく聞いたこと無い。
おじいさんが、いつ亡くなったか、はっきりしないらしく、
「最後におじいさんに会ったのは、いつですか?」
と、聞かれても、・・・さて?
冬の間にあったことがあると、あやふやな記憶で、
「ここ、1,2か月くらい・・・」と、しか言えない。
警官は、
「ここらは、近所付き合いが無いんですよね」と。
はい・・、その通りです。
そこで、ウィステは、
「私も独り暮らしですので、私も、危ないかも・・」と。
いえ、本当・・。

夜、ムスメに、そういうことがあったと、電話して、
「いろんなサークルを休んだら、誰かが、不審に思ってくれるだろうから、
サークルにせっせと通うわ」と、言うと、
「それが良いよ」と。
土曜日のサークルの会長を引き受けたけれど、さすがに会長に
急に連絡がつかなくなったら、役員さんたちが、動いてくれるかも。
それに、ラウンドダンスのお仲間が、同じマンションにいるのも、心強い。
もちろん、ウィステが、朝、スマホを起動すると、ムスメに連絡がいく
アプリも、”様様”です。

あの穏やかなおじいさんの買い物へいらっしゃる姿を思い出し、
ご冥福をお祈りします・・。


コメント
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