バッタの仲間
バッタの代表といえばトノサマバッタ。
トノサマバッタの仲間がアフリカやアジアで大群になって大移動して農作物に被害を与えたというニュースを聞くことがある。
深刻な農業被害をもたらすのはサバクトビバッタ。
トノサマバッタは大群になることはありません。
もともとトノサマバッタの仲間は乾燥に強く、砂漠のような乾燥した大草原に住んでいます。
卵も土の中に産み、乾燥から卵を守るようにしています。
バッタの仲間は不完全変態で、さなぎの時期はありません。
生まれたときから幼虫の姿は成虫の小型の姿で、脱皮してだんだん大きくなります。
幼虫の時はイネ科の草が生える草原ですごし、成虫になる石ころや砂地の乾燥した川原などですごします。卵は砂地や石ころのある場所に土をほって産卵します。卵は春まで休眠します。
バッタのなかまは、日本では約390種います。
バッタやイナゴなどは、主に昼間に活動し、草を食べます。
コオロギやキリギリスなどは、主に夜行性で、草の葉や他の昆虫を食べます。
昼間に活動するバッタのなかま
トノサマバッタ(バッタ科)
荒れ地でよく見られます。体は太く体の色は、緑色から褐色までいろいろあります。ダイナミックに飛ぶ姿は「とのさま」にふさわしい感じがします。
オンブバッタ(オンブバッタ科)
頭部はかくすい形で尖っていています。体長は雄25mm内外、雌は42mm内外です。イノコズチやキク、シソなどの葉を食べます。秋にはオスを乗せた姿をよく見かけます。7月~10月に見られます。
ショウリョウバツタ(バッタ科) キチキチバッタとも呼ばれます。形はオンブバッタと似ていますが、大型で後ろ足が長いのが特徴です。体長は雄40~50mm、雌75~80mmです。エノコログサやメヒシバの生えた場所でよく見られます。
コバネイナゴ(イナゴ科)
体長28~40mmほどで、体長は緑から黄色緑色。羽(はね)の長さには個体差がある。顔から腹にかけての黒い帯があるのが特徴です。地中で卵の形で越冬し、8月~11月ごろまでヨシ原でよく見られます。
ホシササキリ(キリギリス科)
猪名川の川原でよく見られます。ジージーと嶋いています。体長は13mm。よく似ているものにウスイロササキリがいます。
ササキリ(キリギリス科)
ササの葉の上でよく見られます。ジリジリと鳴きます。体長は13mm。日かげのササの葉の上でよく見られます。
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