ナツツバキ(ツバキ科)
朝来市の峠道を雨の降る日に車で走っていると目に入った花がある。
ナツツバキ
一日花なので、今日見た花は明日はない。
車を止めて、雨の中の1枚。
ナツツバキは、沙羅双樹と言って寺院に植えられることの多い木
兵庫県で見学できる寺院や公園・植物園
兵庫県西脇市小坂町の寺院・播州成田山
兵庫県神崎郡福崎町應聖寺
神戸市北区 念仏寺
神戸市灘区 天上寺
明石市二見町 観音寺
加古川市加古川町 鶴林寺
神戸市立森林植物園 神戸市北区
兵庫県立フラワーセンター 兵庫県加西市豊倉町
群生自生地
県立有馬富士公園(三田市)
『福島ナツツバキ個体群』として、三田市指定文化財(天然記念物)の指定を受けました。(2016有馬富士公園ホームページより)
県立ささやまの森公園 (篠山市川原)
群生地は、 同公園事務所から南へ徒歩約50分の山中の谷筋一帯で、 兵庫県と大阪府の府県境近辺。 (丹波新聞2011ホームページより)
水山ブナ・ナツツバキ希少個体群保護林(兵庫県美方郡香美町)
豊岡市但東町相田のナツツバキの群生地(2014たじまのしぜんのホームページ)
【ナツツバキ】宮城県以西の本州、 四国、 九州に分布。 樹皮はリョウブの樹肌のように赤褐色でつるつるとしている。
6月下旬から7月下旬ごろまで美しい白い花を咲かせる。 花は直径約5センチで、 開花後、 1日で落ちる一日花。
冬には葉をおとす落葉樹。
夏にツバキに似た白い清楚な花が咲くことからこの名前が付きました。
兵庫県ではナツツバキは六甲山北側の高海抜域など比較的冷涼な気候で生育します。
シャラノキの異名を持ち、 寺院に多く植栽されているが、 自生数は少ない。
平家物語の一説「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理(ことわり)を現す」
インドでは沙羅双樹は本種ではなく、フタバガキ科の娑羅樹(サラノキ)。ナツツバキの葉がサラノキと似ている。
お寺で、この花を題材に法話を聞いて心を落ち着かせるのもよいが、雨の山中での花もまた情緒がある
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