6月の花 アジサイ
6月、梅雨のころの公園の花といえばアジサイ
日本のアジサイがヨーロッパにわたり品種改良され、西洋アジサイとして飾られるようになりました。
今一番品種改良に暑い国は北アメリカです。アジサイはピンクや青が普通でしたが、最近は真っ白いアジサイをよくみるようになりました。アナベルという品種です。
日本のアジサイのなかま
ヤマアジサイ
アジサイの仲間は花びらのように見える蕚(装飾花)をもつものが多く有ります。
庭などに植えられるセイヨウアジサイはほとんどが装飾花で、本当の花はその下に隠れていてよく見ないと解りません。
このヤマアジサイは深い山にありますが、周囲に4枚の装飾花を持つ花があり、真ん中に装飾化を持たない花が集まっているので、アジサイの花の仲間の花のつくりを見るのに適しています。
コアジサイ
コアジサイの花は6月ごろ淡い青色の花をつけますが、この花には装飾花はありません。梅雨の煙るような雨の中に咲く様は美しいです。
ツルアジサイ
ツルアジサイも6月ごろ白色の花をつけますが、この花には4枚の装飾花を持つ花が外側にあります
イワガラミ
イワガラミは6月ごろ白色の花をつけますが、この花には1枚の装飾花を持つ花が外側にあります
枯れてもなかなか落ちないアジサイの花
冬になっても、アジサイの花がいつまでもついているのを見たことがありませんか。
どうして、アジサイの花はかれてもいつまでも残っているのでしょう。
アジサイの花の作りを思い出して下さい。花びらに見える部分は「がくへん」でしたよね。
植物は花の時期がおわると、めしべを残して花びらやおしべを落とします。
ところが、がくへんは多くの植物で残したままです、アサガオしかり、いちごやトマトは「へた」がついていますよね。へたはがくへんです。
ということは、アジサイもがくへんは花が枯れても落ちないで残っています。
アジサイの花はかれてもがく片がのこっているので、花がいつまでも残っていると勘違いするのです。
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