野生生物を調査研究する会活動記録

特定非営利活動法人 野生生物を調査研究する会の会員による活動記録です。

夏休み魚の自由研究で配られた資料から

2018-08-07 | 資料を読む

一庫ダムができた理由

水害を防ぐため 水不足の解消

しかし、水質がわるくなった

以下資料から

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一庫ダム

昭和58年に猪名川の支流一庫大路次川に一庫ダムが完成するまでは、特に川西市の桜木、矢問、多田院、新田等の地区では毎年のように甚大な水害に見舞われ、また池田市、川西市等では猪名川や余野川等から水道用水をまかなっていたため、毎年水不足で断水が発生していましたが、-庫ダムができてからは、大きな水害や水道の断水が無くなりましたが、国道173号線の整備、能勢電鉄、J R福知山線の複線化等大幅な交通網の改善で一庫ダム流域に住宅が急激に増え一庫大路次川や田尻川の水質が悪化しました。またダム下流では流れの変動が小さくなり、アユやオイカワ等の好む苔(ケイ藻、ラン藻)が生えなくなりました。またダムで上流から流れてくる砂や石が堰止められるため川床がむき出しとなり、魚の産卵場や外敵から隠れる砂や石が無くなくなる、川原には葦が生え茂り日当たりが悪くなる等、川の環境が変わり魚等にとって住みにくい川となり、平成6年頃までは多数見られたオイカワ、カワヨシノボリ、ドンコ、ドジョウ等の姿が見られなくなる、放流したアユはすぐにいなくなり、釣り客も減少し、アユ茶屋や民宿も廃業しました。
(5)ダム下流域の環境改善
 平成14年から独立行政法人水資源機構一庫ダム管理所がダム下流域の環境改善対策事業のために無くなった土砂の供給の為、ダム下に同じ猪名川河川から採取した土砂を置き、フラッシュ放流(人工小洪水)で土砂を下流に長く事業を行っており徐々ではありますがオイカワや、カワヨシノボリ、ドンコ等の姿が見られるようになり、成果が出てきております。

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猪名川の生き物は食料になった。どんなものをどのようにして食べていたのか資料から見てみよう

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●猪名川の食材.
 昔の猪名川流域では、川でとれるアユ、モクズガニニ、ウナギ、川ヨシノボリ、ドンコ、オイカワ等をおかずとして食卓に上っておりました。

ア 塩焼き

 串を刺し、塩を振りかけて焼く。必ず口を下にして焼く。(焼いたときに出る脂肪分を体のそとにだすため)


イ 甘露煮
 
 醤油とみりんと砂糖又は蜜・水飴などで甘みをきかせて煮る。

ウ てんぷら、フライ

 約15crn以上のサイズは2枚におろして、てんぷら、フライにする。若いアユで内臓をとり、約3~5mm程度の輪切りにして2枚酢又は3枚酢に漬けて食べる。

 
オ 煉製

煉製にして保存食として食べる。
 
力 アユを使ったダシの元
 
(ア)アユを開いて干し、粉にして味付けに使う。
(イ)アユを干して、煮干しアユとする。


(2)コイ
 
ア  コイの洗い、コイの刺身
イ コイこく

ウ コイを筒切り|こして煮込んだ、赤味噌

エ 甘露煮
  醤油とみりんと砂糖又は蜜・水飴などで甘みをきかせて煮る。

(3)フナ
 
ア フナの洗い、 フナの刺身、 甘露煮(醤油とみりんと砂糖又は蜜・水あめなど、で甘みをきかせて煮る。)
 
(4)オイカワ、カワムツ、カワヨシノボリ、カマツカ等の料理
ア 天ぷら、フライ
イ 甘露煮(醤油とみりんと砂糖又は蜜・水飴などで甘みをきかせて煮る。)


(5)モクズガニ
 ア そのまま湯がいて肉やみそを食べる。
 イ 殻ごと潰して団子状にして鍋料理等の具として食べる。
 ウ 味噌汁の具として食べる。
(6)ウナギ

ア タレを付けて焼いて食べる。
イ 焼いて、塩やこしょうを振りかけて食べる。
ウ 蒸して、少し焼き握り魚旨として食べる。


(7)サワガニ
  ア 素揚げして食べる。


(8)テナガエピ

 ァ 素揚げにして食べる。

(漁業協同組合からみた猪名川 猪名川漁業協同組合より)

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いろんなものを食べていたことがわかるよね

(画像はもらった資料を編集して掲示しました)


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