サンゴリアス×ジュビロ、ついでにラグビー協会の事

昨日のトップリーグ、サントリー×ジュビロはスコア・試合展開的には実に面白いゲームでした。

試合開始から、支配的にゲームを進めたのはサンゴリアスでしたが、攻め込んでの細かいミスとジュビロの固い守り、何よりネイサンと大田尾が巧いキックで陣地を取り戻すので、攻めてる割には得点にならない。
それでも、2トライを挙げて逃げ切るかと思ったのですが、ジュビロはPGを決めて追いすがる。

そして、終盤間際にジュビロの猛攻。サンゴリアスゴール前での激しい攻防の末、マイボールスクラムにしてピンチ脱出かと思いきや、SH澤木が笑っちゃうようなミスキック。それを押えられて、ゴールも決められて逆転。最終スコアは22-21。
＃このゴール前の攻防はラグビーの醍醐味ですねえ

さて、ジュビロですが、ネイサンと大田尾が良かったです。特にネイサンは試合開始直後こそPGを外してましたが、その後は確実にゴールを決めるし、陣地を取るキックも的確。また、キックを蹴りそうな所でランで上がったり、強いグラウンダーのキックで相手のノッコンを誘うなど、これが一流だってプレイを見せてくれました。

サンゴリアスは、相変わらずFWの集散やボールへの働きかけは速いのですが、ラインアウトがめろめろでした。ハンドリングミスもあったし、つまらないミスがもっと少なければ勝ってたでしょうね。
そして、HBのできの悪さ。あのキック（失笑）だけじゃなく、ムダに突っ込んではボールを殺してしまうシーンがいくつか見られました。
・・・清宮さん、もしかしてHB団は来年の矢富・曽我部待ちですか？（汗）

さて、この試合はなぜか西京極（京都）で行われました。この日は同志社-オックスフォードの試合などもあったので、ファンサービスの一環でまとめてみたんでしょうかね。

それがダメなんだよなあ（嘆）

ジュビロにはトップリーグでも有数のサポーターがついてます。そして、サンゴリアスは「清宮効果」で注目度も高い。なんでこのカードを両チームに無関係の京都で行うのだろうか。磐田か東京でやれば、もっと盛り上がったんじゃないかな。「フランチャイズ」とか言い出してる割には、訳のわからない事をするものよ。

そして、先日も書いたエリサルドの「兼業」問題。協会の太田GMのブログでも触れられてまして、かなりのコメントがつけられています。P5Nの時は「荒らし」コメントもかなり多かったのですが、この問題については非常に真摯な意見が寄せられてます。

くどいようですが、繰り返すと...

○成果も出てないのに兼業するとはどういうことだ
○他のチームを見るヒマがあるなら日本代表の事を考えろ
○もっと日本に滞在していろ（リーグも見ないで選手の選考できるのか）
○こんな契約を認める協会はおかしい

といたってシンプルかつ当たり前の話ですよ。

自分の好きなスポーツが、ここまで無能でダメな組織に牛耳られている事が、例えようもなく悲しいのです。