西沢利明の俳優ノート

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アントーシャ

2009-07-19 18:36:31 | Weblog
写真は19歳のチェホフ。

アントーシャ・チェホンテの名で小説を量産していた頃だ。

キリッとした表情をしている!

苦学しながら医学の勉強をしていた時期でもある。

大きな夢を抱いて…!

今度の芝居のニューヒンの台詞に
「酔うとなぜか若い頃を思い出して、どういうわけか逃げ出したくなる」ーとある。

ここに、大事なヒントがある気がする。

彼の若い頃の夢…それは、偉大な奉仕をすること、
何か、純粋で高尚な何かに、溢れんばかりの愛情をそそぐことではなかったか…!
その為に身を粉にして働くこと!損得を抜きにして…!

根っからの善人なのだ、ニューヒンは!

今、擦り切れた今、社会生活という機械の歯車が、ガタビシと壊れそうな今、

かと言って逃げるわけにはいかない!

死ぬまで歯車でいなければならない。

責任を負うとは、そういうことだ!

しかし、この機械、何も創りだしはしなかった!

愚劣なものしか!

ニューヒンの胸中は如何に…!

腐れ縁!しかし、彼のポジションは、そこにしかない!

少し見えて来たかな…?

今日はおしまいー。

相撲を観よう!

ブルガリアの大関は勝つかな?

土用丑の日にステーキ丼ー?

2009-07-19 12:13:48 | Weblog
土用の丑の日に鰻を食べるのは、

江戸時代からの習慣のようだが、ごく稀にしか食べない。

甘いタレが気に入らない。

砂糖で味付けしたものは、大体駄目だ。

鰻も甘いー。

今日は久し振りに、ステーキにしよう!

写真は新聞のオージービーフの宣伝だが、脂身が少なく、身体に良さそうだ。

シェイクスピアなどを演る時は、牛肉をよく食べる。

体力も付くが、何よりも声に良いのだ。

ロシアはスラブ民族だが、肉体的には西洋人だろう。

今は稽古中だから、体力はそんなに消耗しないが、夏バテ気味だ。

健康維持の為に夕食に戴くことにしよう!

野菜を添えてー!

ヨーロッパの血とスラブの血がせめぎ合っていた百数十年前、

トルストイも、チェホフも、ドストエフスキーも、新しい人間像を模索していた。

『煙草の害について』の僕の役も、そんな時代の産物だろうか?

未だピントが合わない…。

もう直ぐか?それとも…?