今稽古している二人芝居に、ボードレールについて話す箇所がある。
二人は、『悪の華』で著名な、このフランスの詩人を知っているようだ。
そのボードレールの三十歳の日記に、彼はこう書いている。
「世界は終わろうとしている。
まだ続いて行くというただ一つの理由としては、世界は存在しているという理由しかない。
何と薄弱な理由だ。
物質的な存在は続くと仮定しても、そんなものが、世界と呼べるか、歴史と呼べるか。
-物を考える人に、私は訴える、生命というものがあるなら、見せて欲しい。
-世界の破滅或いは世界の進歩が現れて来るのは、政治上の制度によってではない。
それは、心の堕落によって現れるのだ。」と。
今回の芝居の主人公ジェリー“高川裕也”に、
ボードレール(写真)の面影を、僕は見るのだが!
内的革命家という、誰よりも孤独な余計者!
二人は、『悪の華』で著名な、このフランスの詩人を知っているようだ。
そのボードレールの三十歳の日記に、彼はこう書いている。
「世界は終わろうとしている。
まだ続いて行くというただ一つの理由としては、世界は存在しているという理由しかない。
何と薄弱な理由だ。
物質的な存在は続くと仮定しても、そんなものが、世界と呼べるか、歴史と呼べるか。
-物を考える人に、私は訴える、生命というものがあるなら、見せて欲しい。
-世界の破滅或いは世界の進歩が現れて来るのは、政治上の制度によってではない。
それは、心の堕落によって現れるのだ。」と。
今回の芝居の主人公ジェリー“高川裕也”に、
ボードレール(写真)の面影を、僕は見るのだが!
内的革命家という、誰よりも孤独な余計者!