映画に 乾杯! / 知の彷徨者(さまよいびと)

名作映画に描かれている人物、物語、事件、時代背景などについて思いをめぐらせ、社会史的な視点で考察します。

戦艦ビスマルクの最期

2008-02-24 15:35:34 | 戦争史(軍事史)
 列強諸国家による兵器開発競争の果てに始まった第2次世界戦争では、「局部的合理性」を追求するあまり、戦略的かつ戦術的に見て「とんでもない」兵器がいくつも登場した。ドイツ帝国海軍の戦艦ビスマルクもその1つ。この映画は、ブリテン海軍の立場から、対戦艦ビスマルク作戦を描いた作品。戦役投入後の最初の作戦であえなく海の藻屑となった、この戦艦の数奇にして皮肉な運命を追いかける。 . . . 本文を読む

「ことば」と哲学 (文法とは論理学=認識論である)  5

2008-02-06 21:56:55 | Weblog
 文章は、書き手の知覚や認識(人生観や世界観)を表出するものだ。ゆえに、私たちは、人の知覚や認識はどのような方法や構造において描き出されうるのか、を見た。ここでは、文章表現の問題により引きつけて、考察してみる。今回は、「矛盾」というものについて考える。 . . . 本文を読む