映画《The Queen》は、チャールズと離婚したダイアナが事故死してから1週間たらずの王室や首相府、メディア報道の動きを背景としながら、女王エリザベスの苦悩や心情の変化を描いたドキュメンタリーフィクション。マスメディアが発達したマスデモクラシー文化(社会)では、旧来的な身分秩序の象徴である王制の存在意味や王の立場は微妙なものだ。メディアがつくり上げた虚像に依存しなければ、存続できないからだ。 . . . 本文を読む
今から40年前、ロンドンのある銀行に地下トンネルを掘って侵入した強盗団があった。貸金庫に眠る金銀財宝を強奪した。ところが、彼らにヤマを持ちかけた影の首謀者は軍情報部(MI)だった。王室のスキャンダルをもみ消す目的で。強盗団は巧妙な罠にはめられたのだ。しかも、彼らが盗み出した貸金庫の中身には、闇のファミリーの裏帳簿や写真――警察組織の腐敗や政府高官スキャンダルに絡むもの――が混じっていた。 . . . 本文を読む
「のだめ」の物語の最大の主人公は「音楽」だ。狂言回しも端役、脇役もすべて音楽ともいえる。そこで、物語のなかでの音楽の表現、演出の仕方(解釈や演奏、利用法など)について考えてみよう。 . . . 本文を読む
この春は天候の変動が大きい。温暖化のなかで、気象の上下の波動が大きくなってきたらしい。4月になって、何度か雪が降る。今週のはじめには、早朝、零下7℃まで冷えた。日中は、日当たりのよい場所では20℃を超えたから、1日の気温格差は30℃にもなるわけだ。これが長野の気候だといえば、そうだが。それにしても激しすぎる。 . . . 本文を読む