ドジで不器用な女性が、タイプライターの早打ち大会に挑む「タイピスト!」がヒューマントラストシネマ有楽町ほかで公開されている。
古き良きハリウッド映画のような味わいのあるロマンチックな作品で、あらゆる世代の映画ファンに愛されそうな上質のエンターテインメントに仕上がっている。
長編映画に初めて挑んだレジス・ロワンサル監督は「いろいろな要素が詰まった映画が好き。
だから音楽にもストーリーにも演出にも、感動の源になる要素をたくさん盛り込んだんだ」と話す。
1950年代のフランス。
田舎町出身のローズ(デボラ・フランソワ)は、都会で保険会社を経営するルイ(ロマン・デュリス)の秘書に採用されるが、仕事ぶりに問題が多く、1週間でクビに。
ルイは雇い続ける条件として、タイプの早打ち大会に向けて猛特訓することを求める。
タイプライターを打つ技術は秘書に必須とされ、当時その大会は大変な人気があったことを描いた。
「純粋なスポーツそのものを描くと主人公に感情移入しにくくなってしまうんだ。
筋骨隆々の主人公では、ああはなれないと思ってしまうから。
でも、タイプの早打ちに挑むという話なら、感情移入しやすいだろうと考えたんだ」
関連ニュース
・京王線、一時運転見合わせ 新宿―桜上水間
・NYダウ、3営業日ぶり下落 米のシリア軍事介入を懸念
・次世代3Dプリンター開発に45億円 経産省概算要求
・SEO対策