【マナマ〈バーレーン〉=斉藤太郎】安倍晋三首相は24日、バーレーンのマナマを訪問し、ハリファ首相と会談した。ペルシャ湾岸6カ国による湾岸協力会議(GCC)議長国のバーレーンと、日本とGCCの閣僚級による戦略対話の早期開催で合意した。
安倍首相は会談で「中東の安全保障上、極めて重要なバーレーンとの協力関係を強化したい」と語った。両首脳は外務・防衛当局による安全保障対話を開催することで合意したほか、石油開発に向けた協力も確認。停滞している日本とGCCの自由貿易協定(FTA)交渉については早期の交渉再開を目指すと申し合わせた。
日本は原油の輸入量の7割超をGCC参加国に依存している。安倍首相の中東訪問は今年春の大型連休以来2回目で、今回の訪問でGCCのうちオマーンを除く5カ国に足を運ぶことになる。GCC諸国との関係を強化して、原油などエネルギー安定供給を確保したい考えだ。
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