【ニューヨーク１９日（日本時間２０日）＝共同ほか】米大リーグ、ヤンキースからフリーエージェント（ＦＡ）となったイチロー外野手（３９）が、ヤ軍と２年の再契約を結んだ。
球団が発表した。
大リーグ関係者によると、総額１３００万ドル（約１０億９０００万円）。
今季年俸の１７００万ドル（約１４億２０００万円）から大幅な減俸となるが、イチローはヤ軍でのプレーを最優先させ、交渉を進めていた。
所用で滞在中の都内で取材に応じたイチローによると、球団が再契約を発表したことなどの一報は弓子夫人経由で聞いたという。
淡々とした表情は普段通りだが、「もう一度機会を与えられたことに、新たな覚悟が生まれている」と言葉の端々に喜びをにじませた。
約１週間前に神戸とロサンゼルスを往復し、身体検査を済ませた。
「１泊３日。
９時間かけて行って、あっという間の検査で１２時間かけて帰ってきた」と涼しい顔だ。
年俸総額の抑制を図るヤンキースが今オフに契約したＦＡ選手では、初の複数年契約。
「ポテンシャル（潜在能力）だけでやってきた３９歳と、いろんなものを積み重ねてさまざまなことを考えて、そこに来た３９歳を一緒にしてほしくないと思っている」との言葉に強い自負をのぞかせた。
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