欧州連合(EU)は13日の財務相理事会で、ユーロ圏の銀行監督一元化の制度を2014年3月に発足させることで合意した。
ブリュッセルで12日から開かれた会議は約14時間に及び、たびたび暗礁に乗り上げたが、対外的に公約していた年内合意は果たした。
協議が難航したのは、現在各国が担っている銀行監督の最終的な権限を13年中に欧州中央銀行(ECB)に移すという当初の日程などに対し、一部の国から慎重論が出ていたため。
一元化は、ユーロ圏共通の基金である欧州安定メカニズム(ESM)による各国の銀行への直接資本注入の前提となっている。
一元監督への移行が遅れれば、金融不安が発生した場合、当該国政府が全面的に銀行の救済負担を強いられることになり、財政危機が再発する恐れがある。
(共同)
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