イタリアのモンティ首相は29日の欧州連合(EU)首脳会議後の記者会見で、欧州の金融安全網を利用した国債の買い支えなどについてドイツから譲歩を引き出したことについて、28日のサッカーの欧州選手権でイタリアがドイツを破ったことを引き合いに出すなど終始満足げだった。
ドイツのメルケル首相との関係について尋ねられ「率直で建設的なやりとりができた。
スポーツのようにね」と回答。
7月1日にキエフで行われる決勝は、首脳会議で共同戦線を張ったスペインとの対戦になる。
「メルケル首相からは『私が行くはずだったのに』と言われたが、私がスペインのラホイ首相と会うことになる」と話し、記者団の笑いを誘っていた。
一方、ラホイ首相は記者会見で、首脳会議が一致した金融安全網を利用した銀行への直接資本注入について「現時点では何も計画していない」と述べ、活用は考えていないと強調した。
(共同)
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