明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

必ず起こるバブルの崩壊

2018-01-20 22:30:00 | ニュース
安倍政権の憲法変更は戦後日本のアメリカ従属態勢からの脱却を意味している、という見立てが登場した。そうであるなら日米安保条約も同時に変更して、沖縄をはじめとするアメリカ軍の基地をなくし自衛隊に入れ替えて、日米地位協定を破棄した上で英国並みの(あるいはフィリピンでもよい)「対等国」になることが必要であろう。そこまで踏み込んだ改革を、安倍首相は考えているのだろうか。

そうではないだろうと私は考える。黒田日銀総裁が再選されそうだというニュースもあり、安倍首相は性懲りもなく「失敗しているアベノミクス」を継続するつもりだ、ということが明らかだ。日米安保も「ますます強固」と宣言しているし、沖縄でアメリカ軍の事故が起きても「日本の主権」ということには「全く無関心」なのである。殆どアメリカの「属国」と言ってもおかしくない日本の現状を放置して「経済のみの豊かさ」を求める日本人、それはそれで仕方ないことだと諦めるしかない。自業自得である。

だが肝心の経済が「砂上の楼閣」だとしたら、嘘をつき国民を騙した安倍首相は、日本人に対して何と言い訳するつもりだろう。ああ、何を言っても後の祭りでどうしようもない。ここは、自分の身は自分で守るしか無いのだ。そこで私はなけなしの貯金を「安全な資産に変えておこう」と考えた。安全と言うなら何時の時代でも「金地金」である。今の相場を見てみると、金が5161円・プラチナは(18金と同じ計算で)3929円だ。

金地金はこの所「上昇しっぱなし」である。少し前までは3000円台前半だったと思ったが今や6000円にも届きそうで、もしかすると「8000円の最高値更新」なんてとんでもないことが起きる「かも」しれない。だが金地金を持っていても食べられないので「換金する」必要があるが、果たしてスムーズに換えられるだろうか。現物を持つのはアパートでは危険だし、「現物を預けていると、騙されて預り証だけ」という悲惨なことも、どさくさに紛れて「あり得る」のではないか。

だけどよく考えてみると、リーマンショックの時は会社は大変だったが、実際の生活は「それほど切羽詰まった危機感」は感じなかったので、大した影響は無いかもしれない。投資をやっている人は「損害も大きい」だろうが、何もしていない我々は「少々のインフレ」ぐらいで済むかも知れない。言ってみれば、これはバブルに踊った金の亡者に対する「自然のもたらす平衡感覚という罰」とも取れるのだ。世界の投資家の何兆ドルという莫大な資産が「紙くず」になるのも面白いではないか。

私は安倍首相がその時にどういう策を講じるのか見てみたい。まさかアベノミクスでは無いだろう。まもなく壮大な金融バブルの終焉をこの目で見ることになりそうだが、それはそれで楽しみなことである、ちょっと負け惜しみだが。

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