『心配性』についての調査結果がニュースになっていました。
『不安が強い人は言語能力か優れている』という結果です。
出かけた時に、鍵をかけたか、ガス栓は閉めたか、電気は消したか心配になって戻ったり、将来に不安を抱いて眠れなくなったり、何かと大変な『心配性』な人は、『言語能力』に優れていると言うのです。
まず、読み書きが得意で、言語で論理を展開することに長けている『言語能力の高い人』は、過去や未来の出来事に思いを巡らせては、理屈を組み立てようとすることが多く、細部に不安を抱きがちなのではないか?との報告がありました。
なるほど、文学者にはこのパターン当てはまるような気がしますね。
『何か僕の将来に対する唯ぼんやりした不安』
芥川龍之介の言葉が思い出しました。
では、逆に『非言語能力』が高い人はどうなのか?については、
言葉では表せない様々な事柄を手掛かりにして、即興で物事を解決する能力に長けているようだ。
そして過去の出来事を繰り返し考える事はなく、いたずらに不安な気持ちを抱きにくい、と言っています。
私はこちらのタイプかな。
反省はするけれど必要以上の後悔はしないし、未来に漠然とした不安を抱いて眠れない事もないです。
かと言って『非言語能力』が高いタイプではないし、『言語能力』が高いタイプでもないと思うのですが、パーセンテージで表すと、
非言語能力55%
言語能力 45%
ぐらいかな、、、
いや、時と場合によって都合よく使い分けているように思います。
不安を抱きそうになると、『非言語能力』が増強され、即断しそうになると『言語能力』でそれをセーブしたり、自分の中に何人もの自分が居るように感じます。
『いや、待てよ』
と思った時は、対抗する別人が登場した時なのかもしれませんね(笑)
思考とは、同じ人格がネットサーフィンよろしく次々と思考の波乗りをしているのではなく、次から次へ別の波を持ってくる別人が沢山いるような気がするのです。
ひょっして私、多重人格?
まさかね(笑)
私の事はともかく、心配性な人にとっては朗報ですね。
高い『言語能力』を生かした仕事に就いたり、そこに自信を持って生きることができれば、見えている景色も変わるかもしれませんね。
もちろん『非言語能力』が高い人にとっても朗報ですよね。
あなたはどちらの能力が強いタイプでしょうか?